犬にリーダーとして認めてもらうためのハック

前回の記事で、犬にとって序列が大事であり、リーダーとして認めてもらうためには一貫性のある行動や毅然とした態度が重要であることを解説しました。

一度ダメ出しした事柄については2度目もしっかりダメ出しする、常に慌てふためかず落ち着いて対処する、決めることは飼い主がしっかり決めるなど、人間のリーダー像としても違和感がないレベルです。飼い主自身のQOLも上がりそうですね。

根本的にはこれらの生活態度が大事なのですが、犬からリーダーとして尊敬してもらえるちょっとしたハックがありますので、ご紹介します。

●敵に向かってくれる飼い主（の振りｗ）ハック

犬は、敵に向かって前列にいる者が後ろにいる者を守るものと認識します。道を歩いていてアグレッシブな大きな犬が来た場合、愛犬がその犬を怖がっているようならば、チャンス。

飼い主さんが前に出て愛犬を背後にまわします。そうすると「飼い主が守ってやる」という意思表示になり、犬は安心します。

よくやってしまいがちなのは、相手の犬にも飼い主さんが付いているのが普通なので、つい自分の犬を前に置いたまま、飼い主同士会話したりしてしまいます。愛犬が相手の犬を怖がっていても、あからさまに背後に回すのは失礼な感じがしてしまうので仕方なくはあるのですが、犬が前に出ている位置関係のままでは、犬が飼い主を守る＝犬がリーダーの立ち位置になります。

わが家の犬（ほぼ甲斐犬あられ）で試してみたところ、立ち位置が前の時は険しい顔で相手に唸っていましたが、飼い主の背後に回したら、飼い主に隠れるように身を縮めていました。これをやってから、飼い主忠誠度が増したような感じがします。

●飼い主はすごいことができる（というトリック）ハック

愛犬の好きなおもちゃを用意し、散歩ルートに仕掛けておきます。犬から見えるけれども少し高いところで、犬が取れない高さの木の枝などに設置します。

お散歩中にそれを見つけて、犬は取ろうとするけれども取れない･･･という状況に。

そこで、飼い主が取ってあげるというシナリオです。これでも、犬からすると「うちの飼い主はすごい。あんなところの獲物が取れるんだ！」と思って尊敬するそうです。

これは試したことがありませんが、人間なら笑っちゃうようなトリック（？）でも、確かに犬の身になってみると、そうかもしれないなぁ･･と思います。

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