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わが家の散歩-他の犬とのすれ違い方

#ジャックラッセルテリア しつけ#他の犬に吠える#犬の散歩#甲斐犬 しつけ

今回の記事では、散歩中に「向こうから犬が来た時」の処し方についてわが家のメソッドをお伝えします。相手も愛犬家には違いないのですが、知らない犬の場合、ココはなかなか難しいシーンと実感されている方も多いと思います。

他の群れの犬は敵

犬を連れていると他の犬がガンガン吠えてきたり、うっかり近寄ると嫌がられたりすることも多いです。基本的に、犬の本来の姿としては「他の群れの犬は敵」ですから、ある意味、自然の姿でもあります。

それに対して、飼い主さんは、私もそうですが「犬同士、仲良くしてほしい」という意識でいたり、犬自身も他の犬に近寄っていきたいタイプもいます。

散歩中の犬同士がすれ違うシーンでは、あちらの犬がどういう性格か、飼い主さんの考え方もわかりません。穏便にすれ違うために色々と気を使うシーンです。露骨に避けるのも何となく嫌な感じになるし、先方の飼い主さんの出方を見ながら徐々に対応を決めていかねばなりません。

さりげなく避けてみる・・・

まずは、遠くに犬が見えるとさり気なく道の逆側にわたったり、道を変えたり(曲がったり)します。特に、先方の犬が中型犬以上の大きさの場合、お互いその方がラクなはずです。

気づいたら近くにいたという場合、中型犬のあられは、リードを短く持って飼い主の後ろにまわします。小型犬のしんのすけは、そのまま自由にさせます。彼は、たいていフレンドリーな体裁で相手の犬にズンズン寄っていきます。

相手の犬や飼い主のタイプが分かるまで、このような中途半端なスタンスで先方の出方を見ることにしています。

やはり大型犬、中型犬や柴犬の飼い主さんは避けたいような意思表示をされることが多いです。向こうの犬が逃げる、吠えるなどの反応を見せたら「ごめんなさいね~」と、2頭のリードをまとめてソソクサ立ち去ります。

小型犬や、大きな子犬(未成年の犬)の場合は、飼い主さんの対応が極端に分かれます。しんのすけの突撃に相手の犬が応えてくれれば、そのまま微笑ましく見ていることができます。そのままワンプロへの展開も・・・(あられは、その間、そっぽを向いて待っています)

犬が嫌がっていても飼い主さんが「ほら、ご挨拶して‥」と犬を前に出すことがあります。犬、お気の毒ですが、こちらは、しんのすけ先生にお任せするしかありません(笑)

あられの妙なクセ:ビミョーな平和主義

時にあられがなかなかのクセもので、遠くに犬を見かけると飼い主が何もいわないのに道端に伏せをします。それを見た先方の飼い主さんからは、たいがい「あら、いい子ねぇ」と言われます。

はい、そのまま相手が立ち去ってくれれば、いい子のままなのですが・・・。

先方の犬が何かアクションすると、あられは伏せた姿勢からいきなり飛びつきに行くという精神的な破壊力120%の行動に出ます💦 可哀想に、相手の犬や飼い主さんはパニック的に驚いてしまいます。

「いい子ねぇ」と褒められた手前、飼い主の面目は丸つぶれです・・・。もうっ!

この行動を推察するに、あられは野犬出身なので無駄な流血を避けるべく戦いを避けようとしていると思われます。実際、伏せることは「こちらから攻撃の意思はない」という表明だといいます。

恐らく、相手の犬がそのまま通り過ぎることを期待しているのでしょうが(それが野犬のしきたり?)、なんらかアクションされると、追い払うために突然飛びかかる・・・といった流れではないかしら。

そこで、伏せているあられにさらに「伏せ!」の強めコマンドを伝え、相手が何かアクションしても伏せのままでいたらオヤツをあげて、飛びつかせないクセをつけているところです。

しんのすけの本性:本当にフレンドリーなのか?

しんのすけは相手の犬と鼻先を突き合わせて挨拶し、お尻の匂いやお腹の匂いを丹念に嗅ぎ、またじっと動かず相手にも嗅がせるので、大変フレンドリーな犬に見えます。

その後、ちょっと手を出してみて、ワンプロに持ち込みます。これは、人間の目からは、ご挨拶して気が合い遊びたくなった‥という微笑ましいシナリオに見えます。

しかし、実際のところは、しんのすけは非常に好戦的な犬なのではないでしょうか。相手を知るために近寄り、匂いを嗅ぎ、相手が強いか弱いかを調べる。フレンドリーというよりは、相手が弱ければ、あわよくばマウントを取ってやろうと考えているように思われます。小さいくせに強気で無防備(よくいえば勇敢)な姿勢が、猟犬ジャックラッセルテリアなのではないだろうかと。

結論!やっぱり気を使うしかない、犬のすれ違い!

あられは精神的に安定している温和な犬ではありますが、何かをきっかけに本能にスイッチが入って小犬を咬む可能性がまったくないともいえません。しんのすけは、大きい犬に咬まれるかもしれません。

犬の本能を考えると、日ごろから仲の良い子同士以外は、やはり近寄らないのがベターだと思います。相手の飼い主さんのお気を悪くさせないよう、「すみません、ビビリなんです」とか「こら!図々しくしないで」とか、当たり障りのないセリフをつぶやきながら、日々なんとか距離を取るようにしています~。

そんな気を使った散歩の後には、ちくさくの湯でリラックスしましょ。

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死に躾や犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するようになる。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形で起業した。

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