犬の早食い対策:わが家の体験談と成功・失敗例 | あらしん堂

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犬の早食い対策:わが家の体験談と成功・失敗例

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犬の早食いに悩む飼い主さんは多いですよね。わが家でも、ご多分に漏れずです。あられ(甲斐犬mix)としんのすけ(ジャックラッセルテリア)がいますが、それぞれ性格や食べ方が全く異なるため、早食い対策にも試行錯誤を重ねてきました。

今回は、その体験談をもとに、実際に効果があった方法や、思わぬ発見についてご紹介します。

あられの早食い対策:一粒ずつの訓練で「噛む」習慣が定着

わが家に迎えたばかりの頃、あられが飲みもののようにごはんを食べることが気になっていました。友人のアドバイスで、一粒ずつ手で与える方法を試しました。その結果、少しずつ「噛む」動作が増え、食べる速度が緩やかになりました。

しんのすけを迎えた時に、多頭飼いになると早食いに拍車がかかると聞いていたので注意していたのですが、なぜか、むしろ、さらにゆっくり噛んで食べるようになりました。今でも総合栄養食(カリカリ)をスナック菓子のようにボリボリと豪快な音を立てて噛んで食べています。

獣医さんに訊いたところ、「犬には食いちぎる以上に咀嚼する習慣はないが、噛むこと自体を楽しいと感じる犬もいる」とのことでした。あられの場合もそれに当たるようです。

しんのすけのケース:トラウマからくる食べ方?

一方、しんのすけは、ごはん皿を前に全身をぶるぶる振るわせ(毎回です。わが家に来て5年経つ今でも)、飼い主の合図とともに全量飲み込む感じで食事します。

実は彼は、ペットショップで売れ残り、バックヤードで長く暮らしていたそうです。身体が大きくならない方が犬を売りやすいペットショップは、ごはんの量が非常に少ないといわれていますが、売れ残った犬の給餌はもはや収益を生まない費用でしかありません。

売れ残り組全員で大皿一枚、ポイ・・みたいな雑な給餌だったのではないかと推測しています。出遅れると食べ損ねる、それがトラウマとなっての異常な早食いではないかと考えています。

そこで、しんのすけに以下のような対策を試しました。

  • 早食い防止用のお皿
    仕切りがあるタイプや迷路のような形状のものを使いましたが、効果は薄く、仕切りも迷路もスピードダウンにはつながりませんでした。
  • コングに入れる
    ドライフードを水で柔らかくしてコングに詰めます。確かにスピードダウンはするのですが、ごはんのたびに四苦八苦させるのも可哀想な気がしてやめました。
  • 水でふやかす
    スピードダウンは諦めて、ドライフードを水に浸して柔らかくすることで、胃への負担を軽減させる方法を現在は採用しています。

ただし、水でふやかす方法には注意点があります。食べ残しがあると菌が繁殖しやすくなるため、食べ終わったらすぐにお皿を洗う必要があります。ま、しんのすけに限っては、絶対に食べ残しはしませんが・・・(笑)

無添加おやつでストレス軽減

わが家では、硬さや噛みごたえのある無添加おやつも取り入れています。特に馬のアキレス腱や豚耳などは、長時間噛むことで犬の満足感を高めるだけでなく、歯の健康維持にも役立っています。

あられは、馬のアキレスタイムが無上の幸せのようです。このおやつはバリ硬ですが、噛んでいるうちにスルメのようにガムっぽくなるので、いつまでも楽しんでいます。

しんのすけは、残念ながらそれでも「なるべく速く胃に入れる」を踏襲するので、少々注意が必要です。馬のアキレス腱くらいの硬さになれば流石に噛みますが、少し小さくなると無理に飲むので、飼い主が手に持ってあげたりしています。

早く、噛む楽しさに目覚めてくれるといいのですが・・・

まとめ:早食い対策に必要な時間と工夫

犬の早食い対策は一筋縄ではいきません。愛犬の性格や過去の経験によって最適な方法は異なりますが、大切なのは「試行錯誤しながら、その子に合った方法を見つけること」です。

また、適切なおやつやフード選びも重要なポイント。わが家では、硬さや素材にこだわった無添加のおやつが非常に役立っています。愛犬の健康を考えるなら、日々の食生活を少しずつ改善していくことが一番の近道かもしれません。

早食い対策で悩んでいる方は、ぜひいろいろな方法を試してみてくださいね!

噛むことの楽しさに目覚めてもらいたい!馬のアキレス腱はこちら

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

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