犬の目を守るための栄養素&フード一覧!

前回の記事では犬の目の仕組みや特徴について解説しました。今回は、愛犬の目を健康に保つために重要な栄養素についてご紹介します。
目の健康を維持するためには、バランスの取れた食事が欠かせません。特に、目に良いとされる栄養素を意識的に摂取させることで、視力の維持や目のトラブル予防に役立ちます。
ルテインとゼアキサンチン
ルテインとゼアキサンチンは、カロテノイドの一種であり、目の網膜や水晶体を保護する働きがあります。これらの栄養素は、ブルーライトや紫外線による酸化ストレスから目を守り、白内障や加齢による視力低下を防ぐ効果が期待できます。
含まれる食品:
- ケール(与えすぎると消化不良を起こす可能性があるので、少量をトッピングとして)
- ほうれん草(シュウ酸を多く含むため、茹でてから与える)
- ブロッコリー(食物繊維が豊富なので、与えすぎに注意)
- カボチャ(糖分が多いため、適量を守る)
ビタミンA
ビタミンAは、視覚機能を正常に保つために必要な栄養素です。特に、暗い場所での視力維持に関与するロドプシンの生成を助けるため、夜盲症の予防に効果的です。
含まれる食品:
- レバー(ビタミンA過剰摂取を防ぐため、少量にとどめる)
- にんじん(すりおろしや加熱すると消化しやすい)
- 卵黄(アレルギーの可能性があるため、少量から試す)
- かぼちゃ(糖分に注意しつつ、適量を与える)
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
オメガ3脂肪酸は、抗炎症作用を持ち、目の健康をサポートする重要な栄養素です。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)は、網膜の機能を助けるため、視力の維持に役立ちます。
含まれる食品:
- サーモン(寄生虫のリスクがあるため加熱して与える)
- イワシ(塩分を含まないものを選ぶ)
- アマニ油(酸化しやすいため、開封後は冷蔵保存し早めに使用)
- チアシード(水でふやかして与えることで消化を助ける)
ビタミンCとビタミンE
ビタミンCとビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、目の細胞を酸化ストレスから守ります。これにより、白内障や黄斑変性のリスクを軽減すると言われています。
含まれる食品:
- 赤ピーマン(細かく刻んで少量を与える)
- ブルーベリー(糖分に注意しながら与える)
- アーモンド(丸ごとではなく細かく砕くか、ペースト状のものを少量)
- ヒマワリの種(塩分不使用のものを選び、少量に)
亜鉛
亜鉛は、視覚機能の維持に関わる栄養素であり、ビタミンAの代謝を助ける役割もあります。不足すると、視力低下や免疫力の低下を引き起こす可能性があります。
含まれる食品:
- 牛肉(赤身の部分を適量与える)
- 鶏肉(骨付きは避け、加熱調理してから)
- ナッツ類(細かく砕くかペースト状で与える)
- かぼちゃの種(塩分不使用のものを選ぶ)
タウリン
タウリンは目の網膜の健康維持に必要なアミノ酸であり、不足すると視力の低下を引き起こす可能性があります。特に猫には必須の栄養素ですが、犬にとっても重要です。
含まれる食品:
- 魚介類(特にタコやイカ)※塩分が多いため、少量を与える
- 鶏肉(適度な加熱が必要)
- レバー(過剰摂取を防ぐため、少量を心がける)
まとめ
愛犬の目の健康を守るためには、バランスの取れた食事が大切です。特に、ルテイン、ビタミンA、オメガ3脂肪酸などを意識して摂取させることで、視力の維持や目の病気予防に役立ちます。手作り食やドッグフードを選ぶ際には、これらの栄養素を含む食材を意識して取り入れましょう。
明日は、毎日の食事に気軽にプラスしていただける目によいおやつを紹介します。
愛犬の健康は日々の積み重ね。食事とケアを大切にしながら、一緒に長く健やかな生活を楽しみましょう!
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