犬のがんとは?原因・症状・予防・治療法まで徹底解説【完全ガイド】 | あらしん堂

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犬のがんとは?原因・症状・予防・治療法まで徹底解説【完全ガイド】

#犬 がん#犬 悪性腫瘍

犬のがん(悪性腫瘍)は、現代のペット医療においてもっとも注目されている重大な疾患のひとつです。特に高齢の犬では発症リスクが高まり、10歳以上の犬の死因の約半数が「がん」とも言われています。

愛犬の健康を守るためには、「がんは特別なものではなく、誰にでも起こりうる病気である」という理解が大切です。本記事では、犬のがんに関する基礎知識から、主な種類、原因、初期症状、診断方法、治療法、そして日々の予防法までをわかりやすく解説していきます。

犬のがんとは?

がんとは、本来なら制御されているはずの細胞の増殖が異常に活発になり、周囲の組織を破壊したり、遠隔転移を起こしたりする病気です。

犬のがんも人間と同様に、悪性腫瘍に分類され、進行性で命にかかわることもあります。特に犬は人間よりも寿命が短いため、がんの進行も早く感じるケースが多いのが現実です。

また、犬のがんは見た目が良性に見えても実は悪性だったというケースも珍しくありません。早期発見・早期治療が何より重要です。

犬に多いがんの種類と特徴

がんには多くの種類があり、発症部位によって症状や治療方針も異なります。ここでは、特に犬に多く見られるがんを紹介します。

▶ リンパ腫(リンパ組織のがん)

全身のリンパ節が腫れ、進行が早いため注意が必要です。元気がなくなる、食欲が落ちる、呼吸が浅くなるなどの症状が出やすいです。

▶ 乳腺腫瘍(特にメスに多い)

避妊手術をしていない雌犬に多く見られます。腫瘍の50%近くが悪性で、触ると硬く、急に大きくなる傾向があります。

▶ 肥満細胞腫(皮膚にできるがん)

見た目が「できもの」や「いぼ」に似ているため見逃されがち。かゆみや出血が見られることも。

▶ 骨肉腫(骨のがん)

特に大型犬に多く、足を引きずる、痛がる、腫れるなどの症状が出ます。進行が早く、肺などへ転移しやすい。

▶ 口腔内腫瘍(口の中にできるがん)

よだれが多い、口臭が強くなる、食べづらそうにするなどのサインに注意。発見が遅れがちな部位です。

▶ 血管肉腫・肝臓がん・脾臓腫瘍

無症状で進行することが多く、腫瘍が破裂してから気づくことも。急激な貧血、元気消失、腹部膨張などに注意が必要です。

犬のがんの主な原因

犬のがんはひとつの原因で発症するのではなく、複数の要因が重なることで発生します。以下は代表的な原因です。

  • 加齢:老化により、細胞の修復・再生機能が衰え、がん細胞の発生リスクが高まります。
  • 遺伝的要素:特定の犬種(例:ゴールデンレトリバー、ボクサー、シェパード)はがんの発症率が高いことが知られています。
  • ホルモンの影響:特に避妊・去勢をしていない犬では、ホルモンの変動による腫瘍リスクが高まります。
  • 環境要因:受動喫煙、農薬、空気中の化学物質などが発がんのリスクを高めることが研究で示されています。
  • 食生活の乱れ:添加物の多いフードや過度な加工食も、長期的に見ると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

犬のがんの初期症状と見分け方

がんは初期段階での発見が難しい病気です。しかし、以下のような変化が見られたら、早めに獣医師に相談することをおすすめします。

  • しこりや腫れがある(特に急に大きくなった場合)
  • 体重減少食欲低下
  • 元気がなくなる、寝てばかりいる
  • 皮膚にただれ、かゆみ、出血などの異常
  • 歩き方がおかしい、足をかばうような仕草
  • 持続する咳や呼吸の乱れ
  • 便・尿の変化(血が混じる・回数が増える)

「なんとなくいつもと違う」「年のせいかな」で片付けず、気になったら早めにチェックしましょう。

犬のがんの診断方法

診断には以下のような方法が組み合わされます。症状が出た段階では既に進行している場合も多いため、定期健診が重要です。

  • 視診・触診:外見や触った感触から異常の有無を確認
  • 血液検査:炎症や腫瘍マーカーの数値を見る
  • レントゲン・エコー検査:体内の異常を画像で確認
  • 細胞診・組織検査(病理検査):腫瘍の性質を確定する
  • CT・MRI:より詳しく内部を確認するために用います

犬のがんの治療法

治療の選択肢は腫瘍の種類・部位・進行度・犬の年齢や体力などによって変わります。

● 外科手術

腫瘍を取り除く根本的な治療。完治を目指せる場合も多いです。

● 抗がん剤

がん細胞の増殖を抑える薬物療法。副作用の管理が大切になりますが、QOL(生活の質)を保ちながら延命が可能です。

● 放射線治療

特定の部位(例:脳・鼻腔・皮膚)に有効。日本では限られた施設でしか対応できないことも。

● 免疫療法・サプリメント・漢方

がん細胞に負けない体づくりを目的とした補助療法。食事改善と組み合わせることで効果を高めます。

犬のがんを予防するためにできること

がんを100%防ぐことはできませんが、日頃のケア次第でリスクを大幅に下げることができます

食事管理添加物のない、少ないナチュラルフードや手作りごはん
  参考:犬の健康を守るために!危険な人工添加物とその影響

体重管理と運動:肥満はあらゆる病気のリスクを高めます
  参考:愛犬の健康を守るためのダイエット(第1回/全5回)必要性と原因、肥満の判定

定期健康診断:1年に1回以上の血液・画像検査を習慣に

ストレスケア:住環境や人間関係の見直しも効果的
  参考:犬の行動とテリトリー意識とは?|愛犬が安心できる理想の住環境づくり

避妊・去勢手術:特定のがんの予防につながることも

まとめ|愛犬の命を守るのは飼い主の「気づき」

犬のがんは、早期に発見できれば命を救える可能性がある病気です。「年のせい」と決めつけず、日々のちょっとした変化にも目を配りましょう。

愛犬は言葉で不調を訴えることができません。だからこそ、一緒に過ごす時間や日常の観察が、最良の予防策になります。

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