犬の夏バテ完全対策ガイド|人とは違う弱点とは?症状・原因・予防法を徹底解説! | あらしん堂

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犬の夏バテ完全対策ガイド|人とは違う弱点とは?症状・原因・予防法を徹底解説!

#犬 夏バテ

猛暑が続く日本の夏。
実は、人間以上に犬は暑さに弱い動物だということをご存じでしょうか?

「犬は毛がモフモフだから暑さに強そう」
「外で飼っていた時代もあるし、大丈夫なんじゃない?」
──そんなイメージを持たれがちですが、実際は真逆です。

犬は、体温を下げる仕組みがとても未発達で、暑さにさらされると体調を崩しやすくなります。
この記事では、

  • なぜ犬は夏に弱いのか?(人との構造の違い)
  • 夏バテの症状と見極め方
  • 今すぐできる予防&対策法
  • 栄養補給におすすめのケアアイテム

わかりやすく・実践しやすく解説します。

🧬【比較】人間と犬の“暑さへの強さ”はこんなに違う!

まずは、「なぜ犬が夏に弱いのか?」を理解するために、人間との体の違いを見てみましょう。

① 汗をかけない

  • 👧人間:全身に汗腺があり、汗をかいて体温を下げることができます。
  • 🐶:汗腺は肉球にしかなく、基本的に汗をかけません(体温調節の機能を持たない発汗の類はあるようですが)。体温調節は、口を開けて「ハァハァ(パンティング)」するしかありません。

② 毛皮(被毛)の構造が“断熱材”

  • 👧人間:衣類で温度調節が可能。不要なら脱ぐことができます。
  • 🐶犬全身が毛で覆われており、熱がこもりやすい。特にダブルコート(柴犬、ゴールデンなど)は、内側のふわふわした下毛が断熱材の役割をしてしまい、夏場は放熱が苦手です。

③ 地面に近い=照り返しの影響を直撃

  • 犬は体高が低いため、アスファルトからの熱をモロに浴びてしまいます。
  • 特に小型犬は人間の膝あたりの気温を感じており、人の体感温度+5〜10℃で生活しているともいわれています。

🔍犬の夏バテとは?よくある症状と見極めポイント

犬の「夏バテ」は、暑さによる体温調節不良や食欲不振、脱水症状などが重なって起こる体調不良の総称です。

☑ よくある症状チェック

  • フードの食いつきが悪くなる
  • 水をあまり飲まなくなる(もしくは極端に飲む)
  • ハァハァが止まらない(安静時も呼吸が荒い)
  • 散歩を嫌がる
  • だるそうに寝てばかり
  • 下痢・軟便・嘔吐
  • 毛ヅヤが悪くなる
  • 被毛に元気がなく、ぺたっとしている

こうした症状が続くと、体力が奪われ、免疫力の低下や感染症のリスクも高まります。

🧠なぜ夏バテになるの?|犬が暑さに弱い環境的・身体的要因

🔸高温多湿の室内環境

窓を閉め切った部屋や、エアコンを使っていない昼間の室内は、外以上に熱がこもることも。特に風通しの悪い場所は危険です。

🔸アスファルトの照り返し

夏の地面温度は60℃以上になることも。人が「少し暑いな」と感じている間に、犬は「耐えられない暑さ」にさらされているかもしれません。

🔸水分不足と消化不良

食欲が落ちて水を飲まなくなると、内臓機能も低下します。
消化不良・下痢が続くことで、さらに栄養が吸収できず、悪循環に陥ることも

🔸持病・シニア・短頭種はさらに注意

高齢犬や、心臓・腎臓などに持病のある犬、短頭種(パグ、フレンチブルなど)は、体温調節能力が低く、危険度が高いです。

⚠️放置は危険!夏バテが引き起こす健康トラブル

夏バテが長引いたり、放置されたりすると、次のような深刻な状態に発展することがあります。

  • 熱中症(意識がもうろう/体温上昇/命の危険)
  • 脱水症状(皮膚の張りがなくなる/尿が少ない)
  • 食欲不振からの体重減少
  • 内臓の炎症・下痢の慢性化
  • 免疫力の低下→感染症や皮膚病へ発展

特に気温30℃以上&湿度70%以上の環境では、数時間でも危険です。

✅今日からできる!犬の夏バテ予防5つの工夫

① 室内温度を“適温”にキープ(25〜28℃)

  • 留守中もエアコンはON
  • 扇風機やサーキュレーターで空気を動かす
  • 直射日光を避け、カーテンを閉める

② 新鮮な水をいつでも

  • 室内の数カ所に水飲み場を設置
  • 飲まない場合は、ヤギミルクや犬用甘酒をプラス
  • ウェットフードや水分の多いトッピングも有効

③ 散歩は“時間帯”と“場所”が命

  • 朝5〜7時、夜7時以降が目安
  • アスファルトではなく芝生・土の道に変更
  • 地面を手で触って温度確認!

④ 冷感グッズ&快適な寝床づくり

  • 接触冷感マット、保冷剤入りベストなどを活用
  • アルミプレートやタイルで寝床の温度を調整

⑤ 食欲サポートに“無添加おやつ”という選択

  • フードを嫌がる場合、高たんぱく・消化の良いおやつを活用
  • 栄養と水分が同時にとれるものがベスト

✨まとめ|犬の夏バテを防ぐのは、飼い主の“気づき”と“工夫”

犬は暑さに弱く、人間よりもずっと不利な条件で夏を過ごしています。

  • 汗がかけない
  • 脱げない毛皮を常にまとっている
  • 地面に近い目線で生活している

そんな彼らが、何気ない日常で苦しんでいないか──
飼い主の「気づき」が、命を守ることにつながります。

この夏は、快適な環境づくり・水分と栄養の工夫・毎日の体調チェックで、愛犬の健康を守りましょう!

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

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