犬の正しい叱り方|命を守り、信頼も深めるしつけとは? | あらしん堂

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犬の正しい叱り方|命を守り、信頼も深めるしつけとは?

#犬 しつけ#犬 伝え方#犬 叩き方#犬 叱り方

はじめに|叱ることは「信頼を壊す」行為ではない

「叱ると犬が怯えてしまうのでは?」
「飼い主を怖がるようにならない?」

そんな疑問をもつ方も多いでしょう。
確かに、間違った叱り方をすれば、犬との関係は崩れてしまいます。
ですが、正しく、一貫して、必要なときにだけ叱れば、犬は“信頼できるリーダー”としてあなたを認識し、絆はより深まります。

本記事では、命を守るために必要な“強い叱り”と、日常での“適切なしつけ”の線引きを明確にし、飼い主としての責任ある行動を解説します。

命に関わる行動には「強く」伝える覚悟を

犬は本能で動く動物です。特に問題になるのは、「拾い食い」「道路への飛び出し」「人への攻撃行動」など、犬自身や他者の命を脅かす行動です。

例えば、拾い食い。

毒入りの餌や腐敗した食品、骨のかけら──
ほんの一瞬の油断で、犬の命が明日には失われる可能性があります。

こうした緊急性の高い行動には、「絶対にしてはいけないこと」として、犬が深く刻み込む必要があります。

そのためには、「叩く」ことも完全に否定すべきではありません。

もちろん傷つける叩きではなく、軽く体に触れる程度で「強く怒られた」と気づかせるものであるべきですが、命を守るために瞬間的な強い制止が必要なケースは、確かに存在するのです。

「叱る=怒鳴る・感情をぶつける」ではない

ここで誤解してはいけないのは、叱ること=感情をぶつけることではないという点です。怒りをぶつけるのではなく、犬に“理解させる”ことが目的です。

そのために必要なのは:

まずは、犬が言うことを聞かないからと人間が本気で腹を立てないことです。単に「伝わっていないんだな」という事実に納得してください。そのうえで・・・

  • 叱る行動を明確に限定すること
  • 叱るときはその場で、短く、冷静に
  • 叱るのは「命に関わる行動」や「絶対NGのルール違反」のみ
  • それ以外では絶対に叱らないことを守る

この一貫性があることで、犬は「これは本当にダメなんだ」と理解し、飼い主への信頼を損なうことなく、危険を回避できるのです。

効果的な叱り方5つのポイント

①その瞬間に叱る

叱るのは、悪い行動をした1〜2秒以内に限ります。
拾い食い、飛び出し、飛びつきなどは、その場で即座に「ダメ!」と低い声で伝えるか、体を制して止める必要があります。

②声のトーンと表情で伝える

叱るときは、声のトーンを低く、短く、無表情に
怒鳴るのではなく、「いつもと違う雰囲気」を出すことで、犬は「これはマズい」と学びます。

③一線を超えたときは「体罰も選択肢」

繰り返しますが、命に関わる行動に対しては、一瞬の“痛み”で覚えさせる必要があることもあります。

  • 口元を軽く叩く
  • 肩や背中に「パシッ」と音を立ててタッチする

この程度の「驚き」であれば、犬が傷つくことはありません。大切なのは、「これは命に関わるNG行動なのだ」と犬に理解させることです。

なお、1回の犬の行為に対して、何度もズルズル叱るアクションをしてはいけません。2回目以降は意味が分からないことになるので関係が悪化します。

④やめた瞬間をすかさず評価

強く制止したあとは、犬が落ち着いたらすぐに穏やかに褒めることが重要です。
「叱られたあとに行動をやめた=良かった」と印象づけ、次回から正しい選択ができるよう導きましょう。

⑤叱る基準を明確にし、一貫させる

  • 命に関わること:強く制止する(例:拾い食い、飛び出し)
  • 人間社会でのルール違反:冷静に止める(例:吠え続ける、家具を噛む)
  • 問題ではない行動・無意識なミス絶対に叱らない

このルールを守ることで、犬は混乱せず、「叱られること」と「叱られないこと」の線引きを明確に理解できます。

NGな叱り方|これは逆効果!

  • 怒鳴る、人間が本気で感情的になる
  • 長時間にわたり無視し続ける
  • 閉じ込める

これらはすべて、行動の改善にはつながらず、信頼関係が破壊されるだけです。

緊急性のない行動には、冷静な対処と導きで

命に関わる行動以外では、なるべく叱らずに導くことが理想です。

  • 吠えた → 無視して静かになったら褒める
  • 飛びついた → 無視して「オスワリ」で対応
  • 散歩で引っ張る → 立ち止まってアイコンタクトをとらせる

このように、落ち着いて正しい行動へと導くことで、犬は安心してルールを学んでいけます。

まとめ|「叱る」とは、命と信頼を守る行為

叱ることは、命を守るための“最後の砦”です。そして、正しく一貫した叱り方は、犬にとっても「安心できるルール」になるのです。

  • 命に関わる行動には、迷わず強く伝える勇気を
  • それ以外では冷静に、穏やかに導く
  • 叱るべきことを明確に線引きし、それ以外では絶対に怒らない

このメリハリが、犬との信頼関係を壊すことなく、命を守り、共に生きるルールを教える最善の方法です。

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

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