【完全保存版】犬と塩の真実|必要量・不足と過剰のリスク・安心できる無添加おやつの選び方
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ほんの数十年前まで、日本の犬の食事といえば「人間の残り物」が当たり前でした。昭和のちゃぶ台の風景を思い浮かべてみてください。家族が食べ終わったあと、茶碗に残ったごはんに味噌汁をかけ、そのまま庭先で飼っていた犬に与える。あるいは魚の煮物や漬物の端っこを混ぜて与える。そんな光景は日本の家庭では日常茶飯事だったのです。
そこには当然「塩」が含まれていました。味噌や醤油、漬物には豊富な塩分があり、犬たちは自然にナトリウムを摂取していたわけです。今思えば塩分過多だった可能性はありますが、それでも当時は犬の寿命が今ほど長くなかったため、深刻に考えられることは少なかったのです。
ところが現代では、犬の平均寿命は延び、栄養学の知見も進みました。その結果「犬に塩は危険」「犬に塩は不要」といった誤解が広がってしまいました。確かに人間の食事をそのまま与えると塩分過多になり危険ですが、実際には塩は犬の命を維持するために不可欠な栄養素です。
この「塩は不要」という誤解が根強いせいで、手作り食をしている飼い主さんが過度に塩分を避けてしまい、逆に犬が「塩分不足」になってしまうケースもあります。本記事では、この「犬と塩」の本当の関係を、科学・歴史・日常生活の観点から徹底的に解説していきます。
犬と塩の科学|なぜ犬に塩が必要なのか
塩(ナトリウム)は犬の体にとって極めて重要です。主な役割は以下の通りです。
水分バランスの維持:
細胞内外の浸透圧を調整し、体液のバランスを保ちます。
神経伝達の正常化:
ナトリウムイオンが神経の電気信号の伝達に不可欠。犬 塩 が不足すると反応が鈍くなります。
筋肉の収縮:
心臓や骨格筋が正常に動くにはナトリウムが必要です。犬 塩 不足は筋肉の震えやけいれんを引き起こします。
血圧の安定:
体内の水分量を調整し、血圧を一定に保ちます。
つまり塩は犬にとって「毒」ではなく「命を支える必須栄養素」なのです。
また、人間は汗をかいて塩分を排出しますが、犬は汗腺がほとんど発達していません。排出経路は主に尿や呼吸です。そのため、急激に犬が「塩分不足」になることは少ないものの、夏場の脱水や激しい運動時には注意が必要です。
犬にとっての塩分必要量
東京大学大学院の林良博教授のレポートによると、アメリカ科学アカデミーは以下のように発表しています。
「成犬で、体重1㎏あたりの塩分要求量は0.242g(子犬は0.484g)」
これをもとに単純計算すると次のようになります。
・体重2kg →0.484g
・体重5kg →1.210g
・体重10kg →2.420g
・体重15kg →3.630g
・体重20kg →4.840g
・体重30kg → 7.260g
・体重40kg → 9.680g
・・・
これは人間の食事基準からするとごく少量。例えば10kgの犬に必要な塩の2.42g。これは人間用の塩ひとつまみ程度にすぎません。人間の食事をそのまま与えると簡単にオーバーします。
さらに、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、犬の総合栄養食にはナトリウム0.3%以上が必要とされています。つまり、市販のドッグフードを主食にしていれば塩分不足になる心配はほとんどありません。むしろ「犬が塩分不足」になるリスクは少なく、「塩分過剰摂取」への注意のほうが重要です。
人間の場合、日本人男性で1日に10g以上、女性でも9g以上の塩分を摂っているそうです。厚生労働省の基準でも摂りすぎ、WHO世界保健機関の基準の2倍近くになっています。
近年は加工食品が多く、人間用の食べ物は塩分が多いので犬に食べさせないことはもちろんのこと、飼い主さんも気をつけましょう。
日本と欧米の犬ごはんの歴史から見る犬の塩分摂取
日本の「味噌汁かけごはん文化」
日本では戦後しばらく、犬に専用フードを与える文化はなく、家庭の残飯が主流でした。炊いたごはんに味噌汁をかける「犬めし」。ここには自然に塩が含まれていました。塩分過多の可能性もありますが、当時の犬は外飼いが多く、体をよく動かしていたため、ある程度消費できていたのかもしれません。
欧米の「パン+ミルク文化」
一方、欧米ではパンにミルクをかけたり、肉の残りを与えるスタイルが多く、犬 塩 摂取量は日本より少なめでした。こうした文化の違いが、犬の体調や寿命にどう影響したかを研究する動きもあります。
ドッグフードの普及
1970年代以降、ペットフードの普及とともに「犬に塩は不要」というイメージが日本に広まりました。しかしこれは「人間の食事をそのまま与えると危険」という警告が誤解されて伝わったもの。実際には、塩は犬の体にとって不可欠であり、過不足のない管理が大切なのです。
塩分不足が引き起こすリスク
犬に塩分が足りないと、体内の水分・電解質のバランスが崩れ、次のような症状が現れます。
- 無気力になり、元気がなくなる →散歩を嫌がる、遊ばなくなる
- 食欲が落ちる →普段大好きなおやつにも反応しない。
- 脱水症状、ふらつき →体がだるそうに見える。
- 筋肉のけいれんや震え →特に激しい運動後に多い。
- 血圧低下 →ひどいと倒れてしまうケースも。
特に夏場の暑さや、激しい運動後には注意が必要です。犬は汗をかかず、呼吸や尿からナトリウムを失うため、塩分不足と脱水が重なると危険な状態に陥ることがあります。
ケース1|真夏の散歩でぐったりした小型犬
ある飼い主さんは、真夏の夕方にチワワを連れて散歩に出かけました。水は持っていたものの、散歩後に犬がぐったり。動物病院で診断されたのは軽度の「塩不足」。汗をかかない犬でも、呼吸や尿でナトリウムが失われるため、暑い季節は注意が必要です。
ケース2|アジリティ犬の突然のふらつき
競技に参加していたボーダーコリーが、練習中に突然ふらつき、足元が安定しなくなりました。診断結果は「塩不足による電解質バランスの乱れ」。高い運動量が必要な犬は、人間のアスリート同様に注意しなければなりません。
塩分不足を防ぐ方法
- 犬用フードに含まれるナトリウム量を確認する
総合栄養食(カリカリ)には、通常は必要量がしっかり入っているものです。体重や年齢に応じて、正しい量を食べていれば普通は十分です。特に、手作り食を与えている場合は、塩分の与えすぎを気にするあまり、逆に不足しないよう注意してください。 - 運動量や気候に応じた適切な水分と栄養補給を行う
アジリティやフリスビーなどに熱中して激しく運動した場合は、不足しがちです。不足すると、土や他の犬のオシッコの跡、人間の手などを舐める傾向がありますので、注意してみてあげてください。
犬の塩分の摂りすぎが引き起こすリスク
逆に犬が塩分を過剰に摂取すると、ナトリウム中毒になる可能性が高まります。ナトリウム中毒の症状としては以下のようなものがあります。
- 激しいのどの渇きと大量の水を飲む
- 頻繁な排尿
- 嘔吐・下痢
- ふらつき、震え、けいれん
- 重度の場合は昏睡や死亡に至ることも
ケース3|塩せんべいを誤食した柴犬
ある家庭で、柴犬が机の上の塩せんべいを2枚食べてしまいました。数時間後、嘔吐・ふらつきが出現し、病院へ。診断は「塩分の過剰摂取による中毒」。少量でも危険であることを改めて示す例です。
ケース4|海水を飲んだラブラドール
海辺で遊んでいたラブラドールが、海水を飲みすぎて下痢と嘔吐を起こしました。海水は人間でも飲めば危険ですが、犬にとってはさらに深刻。「塩分過剰」で急変する可能性があります。
ケース5|冬の道路で融雪剤を舐めた小型犬
雪国では道路に塩化カルシウムが撒かれます。小型犬がそれを舐めてしまい、吐き気・下痢に。これも「犬の塩分過剰摂取」による典型的な誤食事故です。
こんなシーンに注意!
- 人間のおやつや加工食品(ポテトチップス、せんべい、ハム、ソーセージ)
- 海辺の散歩での海水誤飲
- 冬の道路に撒かれた融雪用の塩
- 塩ランプや塩を使った置物をなめる
こうした「ちょっとした誤食」でも、犬にとっては命に関わることがあります。
日常生活で気をつけたいこと
犬の健康を守るためには、塩を「不足させない」「過剰にしない」という両方の視点が欠かせません。では、飼い主としてどんな工夫ができるのでしょうか?
- 基本は総合栄養食のドッグフードを与える
→ 余分に塩を足す必要はありません。AAFCO基準を満たしたドッグフードは、塩をはじめとする必須栄養素をすべて網羅しています。手作り食をしている場合は栄養の偏りに注意し、専門家の指導を受けることをおすすめします。 - 人間の食べ物を与えない
→ 特に塩分が濃いスナックや加工食品は厳禁!味噌汁、漬物、スナック菓子など、人間の食べ物には塩が過剰に含まれています。少しだから大丈夫、と考えず「人間用=NG」を徹底しましょう。 - 水分補給を徹底する
→ 塩は体内の水分バランスに直結しています。特に夏場や運動後は、いつでも清潔で新鮮な水を飲めるように準備しましょう。 - 病気がある犬は獣医師に相談する
→ 心臓病・腎臓病・高血圧のある犬は犬 塩 制限が必要な場合があります。必ず獣医師の指導を仰ぎましょう。 - おやつ選びも無添加を意識する
→後述しますが、「塩を一切加えない無添加おやつ」を選ぶことで、安心して与えることができます。
犬 塩 不足/過剰のサイン10選
犬の塩分過不足は、日常のちょっとした仕草や行動に現れます。見逃さないようチェックしてみましょう。
●犬の塩分不足のサイン
元気がなく、すぐ横になる
食欲が落ちている
散歩でふらつく
筋肉がピクピク震える
土や石をしきりに舐める
●犬の塩分過剰のサイン
異常に喉が渇いて水をがぶ飲みする
頻繁にオシッコをする
嘔吐や下痢が続く
足取りがおぼつかない
けいれんや発作が見られる
こうした兆候が出たら、早めに動物病院で相談することが重要です。
Q&A|犬と 塩に関するよくある質問
Q1. 子犬にはどのくらいの塩分が必要ですか?
子犬は成犬の2倍近く必要です。体重1kgあたり0.484gが目安。成長に欠かせないため、ドッグフード選びは特に慎重に。
Q2. シニア犬は塩分を制限すべき?
健康体なら不要。ただし心臓病や腎臓病がある場合は獣医師の指導で制限が必要です。
Q3. 犬が塩を舐めたがるのはなぜ?
一時的な塩分欠乏の可能性があります。行動が頻繁なら病院へ。
Q4. 運動量が多い犬は犬 塩 を増やすべき?
アジリティ犬や警察犬などはナトリウム消耗が大きいこともあります。必要に応じて獣医師に相談して、調整しましょう。
Q5. 手作り食の場合、塩を足す必要は?
基本的に食材に含まれるナトリウムで足りることが多いです。塩を人間の感覚で足すのは危険。
Q6. 海水を少し飲んでしまったけど大丈夫?
量によります。嘔吐や下痢が出た場合はすぐ病院へ。
Q7. 塩を摂りすぎた場合の応急処置は?
水を飲ませるのは有効ですが、自己判断は危険。必ず動物病院に。
Q8. 犬が塩不足になりやすい状況は?
夏の炎天下の散歩、激しい運動後、長時間の断水時など。
Q9. 塩分ゼロの食事は犬にとって健康的ですか?
いいえ。犬 塩 は必須栄養素。ゼロでは生命活動に支障が出ます。
Q10. しつけ用のおやつにも塩分の影響はありますか?
あります。人間用のおやつは塩分過多なのでNG。必ず犬用の無添加おやつを。
塩も加えない。犬用無添加おやつのご紹介
ここまで「犬にとって 塩の必要性」と「不足・過剰のリスク」を見てきました。では、日常的に与えるおやつはどう選べばよいのでしょうか?
答えはシンプルです。「塩を一切加えない無添加おやつ」を選ぶこと。
犬にとっての塩の過不足を防ぎつつ、嗜好性や栄養を満たすには、素材そのままを乾燥させただけの安心おやつが最適です。ここで、あらしん堂の人気商品を3つご紹介します。
馬アキレスは、あらしん堂の定番人気商品。特徴は何といっても強い噛みごたえです。硬さがあるので犬が長時間夢中で噛み、自然と歯垢が削られデンタルケア効果も期待できます。
さらに「噛む」という行為は犬の本能的な欲求を満たし、ストレス発散にもつながります。お留守番時やトレーニング後のご褒美にぴったりです。
もちろん犬 塩 を一切加えていない完全無添加。馬肉は高タンパク・低脂質で、アレルギーが出にくい食材としても知られています。健康を気遣う飼い主さんに選ばれている理由がここにあります。
ぱきぱき秋鮭は、北海道産の鮭をそのまま乾燥させた無添加・無塩仕上げのおやつです。
鮭にはオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富に含まれており、皮膚の健康や被毛の艶をサポートします。特に「毛並みがパサつく」「皮膚が乾燥する」といった悩みを持つ犬にはおすすめです。
香ばしい香りは犬の嗜好性も高く、小型犬から大型犬まで幅広く人気。人間用の鮭製品は塩分が多すぎますが、あらしん堂のぱきぱき秋鮭は塩を加えず素材そのまま。日常のご褒美として安心して与えられる逸品です。
ころころマグロは、新鮮なマグロを小粒にカットして乾燥させただけの完全無添加・無塩おやつです。
小粒サイズで食べやすく、トレーニングや散歩中のご褒美に最適。高タンパク・低脂質でヘルシーなうえ、タウリンを含むため心臓や肝臓の健康維持にも役立ちます。
「犬に塩を気にせず安心して与えられる」ことが、日常のちょっとしたご褒美にぴったり。パクッと食べられる手軽さで、リピート率も高い人気商品です。
まとめ|塩は悪者ではなく、必須の栄養素
昔は「味噌汁かけごはん」で自然に塩分を摂っていた犬たち。今はドッグフードで必要量が計算されているため、飼い主が意識して与える必要はほとんどありません。
ただし、不足しても過剰でも健康リスクがあるため、次のポイントを押さえましょう。
- 犬に塩は必要だが、必要量はごくわずか
- ドッグフード(総合栄養食、カリカリ)を与えていれば不足の心配はない
- 人間用の食事やおやつは塩分過多につながる
- 異常があれば獣医師にすぐ相談
塩は“敵”ではなく、“バランスが命”。飼い主さんが正しく理解して管理することで、愛犬の健康と長寿を守ることができます。
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