BLOG & INFO

ブログ 犬の栄養 犬の栄養トピック

なぜ完全無添加おやつを勧めるのか?

#いぬすたぐらむ#添加物の危険性#添加物の安全性#犬 無添加おやつ#犬のいる暮らし

前回の記事では特に危険な人工添加物について解説しました。では、危険でない添加物なら良いのか? 安全といわれる添加物に潜む危険について考えてみました。

友人との会話から分かった犬用おやつの落とし穴

以前、初めて犬を迎えた友人のために色々とアドバイス(おせっかい?)をするなかで、「犬のおやつを選ぶときには、面倒でもパッケージの成分表を確認してね」とリストを渡しました。

これは、あられを迎えた2018年ごろに、各種資料を見て自分で作成した「避けるべき添加物」リストです。

・BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
・BHT(ブチルヒドロキシトルエン)
・エトキシキン
・ソルビン酸カリウム
・赤色●号、青色●号など色素
・グリセリン
・プロピレングリコール
・亜硫酸ナトリウム
・亜硝酸ナトリウム
・抗酸化物質、ビタミンCやEの強化をアピールしているもの

しばらくしてその友人に会うと、「いちいち店頭でリストと照らし合わせるのは面倒。「無添加」と書いてあるおやつを買えばいいんだよ。ほら。」とあるおやつのパッケージをわたされました。犬を飼っていれば誰でも知っているような大手の商品でした。ふと裏を見ると・・・

友人はその時一緒に表示を見て「え?これで無添加って堂々と書けるんだ💦」と驚いていました。

確かに、この商品のサイトやパッケージ等には保存料、着色料・発色料、酸化防止剤は無添加との説明があります。では、膨張剤やpH調整剤は飼い主さんが許容でしょうか?

全容が解明されていない危険

例えば、ここに膨張剤との記載がありますが、膨張剤として一体何が使われているか不明です。例えば、硫酸アルミニウムカリウムは基準の範囲内であれば食品添加物として認められています。俗にみょうばんと呼ばれるものですが、過剰摂取すると腎臓や膀胱への影響が認められています。

糖類の一種であるソルビトールは一応安全な添加物とされています。しかし、糖尿病との関係性が疑われながら全容が解明されておらず研究が続いているものです。

そもそも、糖類自体が通常の犬には百害あって一利なしのものですが。糖類についてはこちらのブログをご覧ください。

犬が糖分を摂っても大丈夫?甘いものを食べてもいいの?
犬に糖分、甘いものの魅惑と深い後悔

個体差や使い方による危険

一応、人間向けに安全とされている食品でも、アレルギーや過敏症を持つことがあります。人間よりもはるかに小さい小型犬に与える影響は、もちろん人間よりも大きくなります。

また、長期間にわたって摂取するとその影響が未解明なものもあります。特に、複数の添加物を同時に摂取した場合の悪影響(カクテル効果)については、日本ではまだまだ研究途上です。

そうまでして添加物が必要でしょうか

ピンクやブルーのクッキーは可愛くて、以前は私も喜んで買っていました。しかし、残念ながら、犬にはピンクやブルーを可愛いと思う感性はありません。むしろ自然な茶色の方が本来の自然界で獲る食べ物に近いので美味しそうなのではないでしょうか。

良質の素材をしっかり乾燥させれば保存料はなくても1年程度は日持ちさせることも可能となります。

何も添加しなければ、成分表が「素材」だけの記載になります。つまり、馬なら「馬肉」、鶏なら「鶏肉」それだけしか書いていないということ。安全性・危険性をわざわざ調べないと分からないような長ったらしいカタカナやローマ字の成分が載らないのです。

自分で分かる成分だけならば、私の友人のように面倒くさがりでも、リスク(分からない危険性)も取らずに済みますね。

完全無添加で極上のおやつをもっと広めたい

当店では、フードの成分に無頓着な飼い主でも普通に完全無添加のおやつを買うような世の中にしたいと願っています。商業的な理由、金銭的な理由など人間の事情で、犬に未解明のリスクを取らせたくないために。

極上の素材を高温乾燥と低温乾燥のダブル乾燥で日持ち可能にしたおやつ、厳選された素材だけが成分表に載るおやつをもっと世に広めたいと考えています。

皆様のご支援を賜りたくお願い申しあげます。

メール配信のご希望は

犬の栄養に関すること、しつけの方法など犬を幸せにする知識、その他ほんわかコンテンツをメールでもお送りします。
ご希望の方はこちらから「メール配信希望」としてお送りください!

犬に関するお困りごとにもお答えしますので、お気軽にお寄せください。

この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死に躾や犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するようになる。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形で起業した。

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 合同会社あらしん堂 All rights Reserved.

CLOSE