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引っ張り癖治し、終結したわが家の戦い

#引っ張り癖 トレーニング#犬 引っ張り癖#犬 散歩 引っ張り

前回の記事では、引っ張り癖を治すためのメソッドをご紹介しました。今回は、わが家の体験談をご紹介します。

反抗期か、本当に手を焼いたあられの引っ張り

甲斐犬は山の猟犬で、それゆえにあられの脚力は非常に強く、引っ張り癖には本当に苦労しました。

特にドッグランに向かう時にはワクワクして気がはやり、強烈に引っ張りまくられ手が痛くなるのが毎回。仕方がないので抱っこして歩くと(体重15kg💦)、ハトヤのCMのマグロのように抱っこされながら暴れました。それでも何とか降ろさずに移動したのですが、暴れるついでに2センチ幅のリードを噛み切られたり・・・

もちろん、前回記事で紹介した方法はすべて試しました。飼い主が引っ張るなと怒るとあられが逆切れ、わざと飼い主の周りを猛ダッシュでまわる反撃も・・・ おまえは反抗期か~?!

それでも、迎えた完治の日

あられが引っ張ったら方向転換、引っ張ったら停まる、曲がり角でも引っ張った方には行かない・・・トレーニングで、街中の同じところをグルグルして終わる散歩もありました。そのうち、しんのすけがわが家にやってきて2頭立ての散歩になりましたが、しばらくはあられの引っ張り癖の修正に注力しました。

こんなに苦労したのに、治ったのは「いつの間にか」。気づいたら治っていたのです。少しずつ引っ張る強さが弱まり、頻度も少なくなっていったのでしょう。

治ったことに気づいたのは、あられに「もっとゆっくり歩いて」とリードを少し引いた時でした。あられは「あ、そうだった」と何かを思い出したような感じで速度を緩めて、飼い主に合わせて歩きました。

つまり、その時の引っ張りは、あられが飼い主よりも歩くのが速いために自然と先に進んで引っ張る形になってしまっただけのようです。あられ自身が引っ張ってはいけないことを理解したならば、これ以上のトレーニングは要らないと認識しました。

前を歩くということは主従関係が間違っているのでは?

それでも、わが家の犬散歩のポジションは、必ずあられが先頭です。その次に飼い主、その後ろにしんのすけの順番が定着しています。

ある日、母が「犬が前に行っているということは自分が偉いと思っていることだとテレビで言っていた」というのです。あられとの主従関係はできあがっていたので納得いかず、犬の本来の生態についてちょっと調べてみました。

すると、犬やオオカミの群れでは、リーダーが群れの移動を先導することはなく、むしろ弱い者が前を歩き、後ろをリーダーがしっかり守るという構図とのことです。だから、前を行くこと自体は自然なことなので気にしなくてよさそうです。(良かった)

確かにあられは前を歩きますが、遠く前方に別の犬や不審な人を見つけると、飼い主の方に寄ってきたり方向を変えたりしようとします。

犬のもう一つの本能として、自分の仕事=群れでの役割を決めたがるというのがあります。あられは自分が斥候(危機管理)の役割だと考えているように思われます。それで、毎日張り切って先頭を務めているのでしょう。

大変だったわが家の引っ張り癖治しの戦い、その最中にはもう治らないのではないかと絶望的になったりしましたが、それでも治りました。今となっては懐かしい思い出です。犬は分かってくれる日が来ますので、みなさんも諦めずに根気よく取り組んであげてください。

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死に躾や犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するようになる。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形で起業した。

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