大規模被災地と犬たちの運命|災害時に愛犬を守るためにできること

地震や台風、津波などの大規模災害が発生したとき、私たち人間と同じように、犬たちもまた過酷な現実に直面します。
「ペットは家族」と言われる時代でも、避難所に犬を受け入れる体制はまだまだ不十分です。
今回は、実際の被災地で起こった犬たちの状況やデータ、そして心に残る3つのエピソードを通じて、犬と暮らす私たちにできる防災対策を考えます。
被災地で起こった犬たちの現実と数字
📊 東日本大震災(2011年)
- 約12万頭の犬猫が被災したと推定(環境省・民間調査)
- 福島県では、約5,800頭が救護対象に(福島県動物救護本部)
- 避難所の約4割はペットの受け入れ不可(2012年 日本動物愛護協会)
📊 熊本地震(2016年)
- 約3,000頭の犬猫が飼い主と離れ離れに
- 熊本市はペット同行避難を推奨したものの実際に受け入れた避難所は全体の2割未満
📊 災害後の殺処分リスク
- 被災地の保健所では、一時保護された犬猫のうち20〜30%が殺処分対象になった地域も
このように、ペットの命は、災害時に急速に危険にさらされるのです。
被災地で実際に起こった犬と飼い主のエピソード
🐶 エピソード①:避難所に入れず、危険な自宅に通い続けた女性
東日本大震災で自宅が半壊した女性は、避難所に犬を連れて入れなかったため、瓦礫だらけの自宅に犬だけを残す選択をしました。
彼女は毎日片道30分以上かけて歩き、犬に餌と水を与え、声をかけてから避難所に戻る生活を3週間以上続けたといいます。「自分の命より、あの子が心配だった」と語ったその言葉が忘れられません。
🐶 エピソード②:口輪をつけて、避難所の隅で暮らす老犬と夫婦
ある避難所では、高齢夫婦が吠えない老犬を連れて入所を願い出ました。周囲の不安を考慮し、犬にはあらかじめ口輪を装着。夫婦は段ボールで囲った一角で静かに暮らし、「この子がいなかったら心が折れていた」と話していたそうです。
🐶 エピソード③:震災で行方不明になった犬が3ヵ月後に再会
熊本地震では、パニックで逃げ出した犬が3ヵ月後に避難所の前で飼い主を見つけ、自ら近づいてきたという感動の再会がありました。
「やせ細って毛も抜け落ちていたけど、間違いなくうちの子だった」
犬も鼻を鳴らしながらしがみつき、周囲は涙に包まれたといいます。
愛犬と安全に避難するために、今からできること
✅ 日ごろからのしつけがカギ
- 吠えない・咬まない・落ち着いていられるように
- 口輪やクレートに慣らすトレーニング
✅ 防災グッズを揃えておく
- 水、フード、トイレシート、薬、ワクチン証明書
- 迷子札、鑑札、ペット用キャリーバッグ
✅ 自治体や地域の避難体制を確認
- 「ペット同行避難OK」の避難所を事前に調べる
- 地域の防災訓練やペット防災セミナーに参加する
災害時、犬を守れるのは飼い主だけ
自然災害の脅威から逃れることはできませんが、備えることはできます。
どんなときでも「この子の命は私が守る」という覚悟を持って、できる準備を今から始めましょう。
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