【保存版】犬のしつけの本質とは?信頼と安心を育む“守るためのしつけ”の考え方

しつけって、本当に必要?
犬と暮らしていると、必ずどこかで出てくるテーマが「しつけ」。SNSを見ても「吠えグセが治らない」「飛びついてしまう」「トイレの場所を覚えない」──そんな悩みは尽きません。
けれど、それ以前に立ち止まって考えてほしいのです。
そもそも、なぜ犬に“しつけ”が必要なのでしょうか?
「人の言うことを聞かせるため」?
「従順な犬に育てたいから」?
──実はそのどれも、少しずれているかもしれません。
本当の目的は、犬自身を守ること。
しつけは「人間のため」ではなく、「犬の安全と安心のため」にあります。
犬は人間社会の“ルール”を知らない。だから、教える必要がある
犬は人間の言葉を話せませんし、法律やマナーもわかりません。道路を走れば車にひかれるかもしれない。人に飛びつけばトラブルになるかもしれない。そんな「社会のルール」を犬は知らないまま生きています。
しつけをされていない犬がやる、飛び出す、吠える、咬む、落ちているモノを食べる―これらはすべて犬の本能です。人間に飼われていなければ、そうしなければ生きていけない行動です。
だから、そうするのが当たり前。なのに、人間社会では、それらすべてが命の危険につながる真逆なのです。だからこそ、私たち人間が教えてあげる必要があるのです。
- 玄関から勝手に飛び出さないでね
- 他人に吠えたり、咬みついたりしないでね
- 食べてはいけないものを口にしないでね
──それらは全て、「犬を守るため」のルール。
つまり、しつけとは、犬に「生きる力」を与える行為なのです。
飼い主は「支配者」ではなく「守り手」
飼い主は「犬のリーダーになるべき」です。その意味は、犬を支配するのではなく、犬を正しく導き、犬から「信頼される存在になること」です。
犬にとっての安心は、「この人といれば大丈夫」「この人の指示なら信じられる」という感覚から生まれます。その信頼関係こそが、しつけの土台になります。
人間の子どもと同じように、犬も安心できる存在にしか、心を開きません。

信頼関係がすべて
しつけの本質は「叱ること」ではありません。しつけの過程として、時には叱ることもありますが、それが効くもととなるものは信頼関係です。
怒鳴る、叩く、無視する──そのようにしても問題行動が治らないと嘆く飼い主さんがいます。「この子、バカだから」とよく言われますが、そうではなく、信頼できる人から言われていないからです。
一時的に従うように見えても、それは恐怖による服従であり、根本的な信頼にはなりません。
バカなのは犬ではありません。言うことに一貫性がない、言うことに迷いがあるなど、何らかの理由で犬から信頼されない飼い主さんに原因があります。
むしろ、犬の方は群れで協力しながら生きるDNAを持つので、群れである家庭のなかで従うべきリーダーを欲しがっています。その願いに誠実に応えること、それがしつけの本質です。
犬にとってのリーダーがどんな人かを説明したブログをご覧ください。
犬にとっての家族の序列とは?大切な絆を築くために知っておきたいポイント
まとめ|「犬のためにしつける」視点を忘れない
しつけは決して、「犬を従わせるため」のものではありません。それは人間社会の中で犬が安全に、幸せに生きるために必要なサポートです。
そしてその役目を担うのが、飼い主という“保護者”。
信頼される存在になることこそが、最初のしつけ。犬の目に映る「安心できる人」であること──
そこから、すべてが始まります。しつけをしないことは、虐待にほかなりません。
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