犬の手作りごはんに味付けはNG?塩分・糖分の危険性と安全な風味の工夫まとめ

愛犬の健康を願って手作りごはんを始める飼い主さんが増えていますが、「味付けはどうしたらいいの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
結論から言えば――犬のごはんに「味付け」は基本的に不要、むしろ危険なこともあります。
この記事では、犬の味覚の特徴や、塩・砂糖・調味料が犬に与える影響、そして美味しく安全な手作りごはんの工夫方法までを、わかりやすく解説します。
犬の味覚は人間とちがう
私たち人間は「しょっぱい」「甘い」「酸っぱい」「苦い」「うま味」など複雑な味を楽しめますが、犬の味覚は非常にシンプルです。
- 犬の味蕾(味を感じる器官)の数は人間の約5分の1程度
- 甘味や塩味には反応するが、「濃い味=美味しい」とは感じにくい
- 嗅覚の影響が強く、「香り」で美味しさを感じていることが多い
そのため、人間のような味付けは必要ないどころか、かえって健康を害する恐れがあります。
味付けNGの代表例:塩分・糖分・調味料
■ 塩(ナトリウム)
犬は人間より必要な塩分量がはるかに少ないため、ちょっとした塩味でも過剰摂取になる危険性があります。
過剰な塩分摂取は…
- 腎臓や心臓に負担をかける
- 高血圧や心不全のリスクが高まる
▶ 犬用に味付けをしない・素材のままで十分です。
適切な塩分量など犬と塩の関係はこちらのブログでチェック!
参考:犬は塩分を摂っていい?どちらも怖い、過多と不足
■ 砂糖・みりん・はちみつ
犬にとって糖分は不要であり、肥満や糖尿病、虫歯の原因にも。
特に注意:
- キシリトール入りの甘味料は極めて危険(中毒症状あり)
- はちみつもボツリヌス菌の懸念があり、子犬には与えない
▶ 甘さをつけるなら、かぼちゃやさつまいもなど自然な甘みのある食材を使いましょう。
犬と糖分の関係を学ぶならこちらのブログで
参考:犬が糖分を摂っても大丈夫?甘いものを食べてもいいの?
■ 醤油・味噌・コンソメなど
これらはすべて塩分が高く、添加物も多いため、犬のごはんには不向きです。
栄養のバランスも重要:「樽の理論」とは?
手作りごはんでは「味」以上に重要なのが栄養バランスです。
これは「樽の理論(リービッヒの最小律)」として知られています。
→ どれか一つの栄養素が足りないと、それが“底板”となって全体の栄養吸収を妨げてしまうという考え方です。
例: タンパク質が豊富でもビタミンが不足していれば、体はうまく活用できない
カルシウムやミネラル不足も、長期的に骨格や免疫に影響
▶ 味付けよりも、栄養の多様性とバランスを意識することが愛犬の健康への近道です。
安心・安全な味付け代替アイデア
「それでもちょっと風味が欲しい」「食いつきをよくしたい」そんな時におすすめの工夫:
- かつお節・煮干しの出汁(塩分無添加)
- 干ししいたけの戻し汁
- 野菜や肉の茹で汁(脂を取り除く)
- 香りの強い野菜(パセリ・しそなど)を少量
→ 香りを活かすことで、味を足さずに満足感をアップできます。

まとめ:犬ごはんは「味付け」不要、香りと栄養バランスがカギ
- 犬は味よりも香りで食事を楽しんでいる
- 塩分・糖分・調味料は基本NG
- 栄養のバランスが大切(樽の理論を意識)
- 香りの工夫で美味しさアップ!
大切なのは、「愛犬にとっての美味しさ」と「健康にとっての安全性」を両立すること。人間目線ではなく、犬の体の仕組みに寄り添った食事を心がけましょう。
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