【犬にハグ、実は苦手?】犬がハグされて感じることとサインの読み取り方 | あらしん堂

BLOG & INFO

犬を理解するコラム

【犬にハグ、実は苦手?】犬がハグされて感じることとサインの読み取り方

#犬 ハグ#犬 抱きしめる

人間にとって、ハグは最もポピュラーな愛情表現のひとつ。嬉しいとき、感謝の気持ちを伝えたいとき、励ましたいとき──私たちは自然と相手をぎゅっと抱きしめます。

だから、愛犬に対しても同じようにハグをしていませんか?

実は、「ハグ」は犬の世界では存在しない行動。むしろ、相手の自由を奪う行為=拘束と感じることがあるのです。

犬はハグをどう感じているの?

犬がハグされているとき、多くは次のように感じています:

  • 動けないことへの不安
  • 身体に乗られることへの警戒
  • 「上に覆いかぶさる」=支配行動と認識
  • 飼い主の緊張感が伝染し、ストレスになる

もちろん、すべての犬がハグを嫌がるわけではありません。信頼関係が深く、「この人なら大丈夫」と安心している場合は、ハグのような密着も受け入れてくれます。

でも、中には「飼い主が喜ぶから我慢している」だけの犬もいます。

犬が「ハグが苦手」とサインで伝えているかも

犬は言葉ではなく、「サイン」で感情を伝えています。以下のような仕草が見られたら、ハグをストレスに感じている可能性が高いです。

ハグがストレスなときのサイン例

  • 顔を背ける・そらす
  • 白目(くるりと見える眼球の白)を見せる
  • 舌をチロッと出す(リップリッキング)
  • あくびをする
  • 耳を後ろに倒す
  • 身体をこわばらせる
  • しっぽを下げる、巻き込む
  • 小さく唸る、逃げようとする

これらはすべて、「今の状況、ちょっとイヤかも……」という犬からのメッセージです。

因みに、わが家のあられのハグに対する拒否反応は大変なものです。5秒ほど我慢しているようですが、バッと飛びのいて去っていきます。試しに再度ハグにトライすると、中型犬全身のバネで拒否されて、飼い主はそうとう痛い目に遭います・・・ それでも毎回、最初の5秒の我慢は、、、愛らしいことです…

ハグの代わりにできる愛情表現とは?

犬にとって心地よい愛情表現は、無理のない距離感の中での接触です。たとえば:

  • 優しくなでる(特に胸、あごの下など)
  • ゆっくりと目を合わせてまばたきする(カーミングシグナル)
  • 一緒に遊ぶ
  • 声で褒める・励ます

犬の「好き」を尊重したふれあいが、何よりも深い信頼を築きます。

無理にハグしない。犬の気持ちに寄り添う選択を

飼い主としての愛情が強いほど、「ギュッとしたい!」という気持ちは自然なもの。でも、犬にとっての安心=自由な動きと穏やかな接触。無理にハグをするのではなく、犬が安心できる方法での愛情表現を選んであげましょう。

まとめ:犬にも「心地よい距離感」がある

愛情表現は、人と犬で少し違うことも。大切なのは、「伝えること」ではなく「伝わること」。無理にハグするのではなく、愛犬がリラックスして受け入れられる方法で、愛を伝えていきましょう。

🐶あらしん堂サポート:ストレスケアにぴったりのおやつ

もしハグの代わりに何か嬉しいことをしてあげたいなら、噛んで気分転換できる無添加おやつがおすすめです。

▼ストレスケアに◎な「がしがし馬アキレス」や「もぐもぐ豚耳」など
あらしん堂おすすめおやつ一覧を見る

あなたの“お買い物”が、誰かの“いのち”を救う。

飼い主の愛を失った子たちに、 もう一度ぬくもりを。 売上の一部を保護犬・猫の支援に役立てています。

無添加おやつ・安全ケア用品で愛犬を健康に 保護犬・猫にもケアと新しい家族を おやつを買う2つ目の理由は愛のおすそわけ

「命をつなぐお買い物」に、あなたも参加しませんか?

この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 合同会社あらしん堂 All rights Reserved.

CLOSE