【犬にハグ、実は苦手?】犬がハグされて感じることとサインの読み取り方

人間にとって、ハグは最もポピュラーな愛情表現のひとつ。嬉しいとき、感謝の気持ちを伝えたいとき、励ましたいとき──私たちは自然と相手をぎゅっと抱きしめます。
だから、愛犬に対しても同じようにハグをしていませんか?
実は、「ハグ」は犬の世界では存在しない行動。むしろ、相手の自由を奪う行為=拘束と感じることがあるのです。
犬はハグをどう感じているの?
犬がハグされているとき、多くは次のように感じています:
- 動けないことへの不安
- 身体に乗られることへの警戒
- 「上に覆いかぶさる」=支配行動と認識
- 飼い主の緊張感が伝染し、ストレスになる
もちろん、すべての犬がハグを嫌がるわけではありません。信頼関係が深く、「この人なら大丈夫」と安心している場合は、ハグのような密着も受け入れてくれます。
でも、中には「飼い主が喜ぶから我慢している」だけの犬もいます。
犬が「ハグが苦手」とサインで伝えているかも
犬は言葉ではなく、「サイン」で感情を伝えています。以下のような仕草が見られたら、ハグをストレスに感じている可能性が高いです。
ハグがストレスなときのサイン例
- 顔を背ける・そらす
- 白目(くるりと見える眼球の白)を見せる
- 舌をチロッと出す(リップリッキング)
- あくびをする
- 耳を後ろに倒す
- 身体をこわばらせる
- しっぽを下げる、巻き込む
- 小さく唸る、逃げようとする
これらはすべて、「今の状況、ちょっとイヤかも……」という犬からのメッセージです。
因みに、わが家のあられのハグに対する拒否反応は大変なものです。5秒ほど我慢しているようですが、バッと飛びのいて去っていきます。試しに再度ハグにトライすると、中型犬全身のバネで拒否されて、飼い主はそうとう痛い目に遭います・・・ それでも毎回、最初の5秒の我慢は、、、愛らしいことです…
ハグの代わりにできる愛情表現とは?
犬にとって心地よい愛情表現は、無理のない距離感の中での接触です。たとえば:
- 優しくなでる(特に胸、あごの下など)
- ゆっくりと目を合わせてまばたきする(カーミングシグナル)
- 一緒に遊ぶ
- 声で褒める・励ます
犬の「好き」を尊重したふれあいが、何よりも深い信頼を築きます。
無理にハグしない。犬の気持ちに寄り添う選択を
飼い主としての愛情が強いほど、「ギュッとしたい!」という気持ちは自然なもの。でも、犬にとっての安心=自由な動きと穏やかな接触。無理にハグをするのではなく、犬が安心できる方法での愛情表現を選んであげましょう。
まとめ:犬にも「心地よい距離感」がある
愛情表現は、人と犬で少し違うことも。大切なのは、「伝えること」ではなく「伝わること」。無理にハグするのではなく、愛犬がリラックスして受け入れられる方法で、愛を伝えていきましょう。

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