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犬の飛びつきを治す:効果的なトレーニングと実践ガイド

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飛びついてくる犬は可愛いものですが、実は、多くの飼い主にとっての悩みの種でもあります。大型犬の飛びつきは物理的に危険であるほか、小型犬であっても犬嫌いの人に飛びつけば思わぬ事故に結びついてしまうかもしれません。

特に元気な犬や興奮しやすい犬が、挨拶の一環として飛びついてしまうことがよくあります。この行動を抑えるためには、正しいトレーニングと一貫した対応が重要です。本記事では、飛びつきを抑えるための具体的な方法をステップごとに解説します。

犬が飛びつく理由

犬の飛びつきは、飼い主や他の人に対する興奮や喜び、挨拶の表現としてよく見られる行動です。特に、幼犬や若い犬は人に触れ合いたいという衝動が強く、自然と飛びついてしまうことがよくあります。

しかし、飛びつきは大人の犬にとっても問題行動となり得ます。大型犬であれば大人の男性でも後ろに倒れたり押されたりしてしまうことになりますし、小型犬であっても、犬嫌いの人はびっくりして転倒したり避けようとして怪我したりすることもあり、飛びつきは早期に改善することが重要です。

飛びつきを治すための基本的なステップ

1. 無視する

犬が飛びついたときに反応せず、完全に無視することが効果的です。そこで反応してしまうと、飛びつきが強化されて逆に助長してしまうことになります。

飛びつきが収まるまで犬に背を向けたり、目を合わせないようにすることで、飛びつきが望ましい行動ではないと教えます。無邪気に飛びついてくる姿を見ると可哀想になりますが、心を鬼にして無視しましょう。

2. 犬のお座りさせる

犬が飛びつこうとする瞬間に「お座り」と指示を出し、座った瞬間におやつをあげたり褒め言葉をかけると効果的です。これを繰り返すことで、犬は「座ること=良いこと」と学んでお座りが強化されます。その結果、飛びつきが減っていくことになります。

3. 足払いする

犬が飛びついてきたら、後ろ脚を軽く払います。転がして痛い思いをさせるのが目的ではなく、バランスが取れずに上手く飛びつけない状況を作ります。

この時、飼い主がやっていることを気づかせず、無我夢中で飛びつくとコロンとなって、なぜか飛びつけない・・・と犬が考えるのがベスト。無視やお座り強化が効きにくい場合や、急を要する場合に併用してお試しください。

4. 一貫した対応

飛びつきに対しては家族が一貫して同じ対応をすることが重要です。前回は無視されたけど今回は撫でられるような一貫性のない対応は犬が混乱します。また、家族全員が同じ方法で対応するようにし、誰かが飛びつきを許すような行動を取らないように注意します。

特に、犬が他人に対して飛びこうとする場合も、そこで飼い主がしっかりとNGの意思表示をしてコントロールを保つことも大切です。

飛びつきが問題になるシチュエーション別アプローチ

1. 家族に対して飛びつく場合

家族に対する飛びつきは、帰ってきたときの嬉しい興奮が原因となることが多いものです。この場合、家族全員が犬に飛びつかせない一貫したルールを守ることが必要です。犬が興奮する瞬間に飛びつきを無視し、落ち着いた時にのみ関心を示すようにします。

2. 他人に飛びつく場合

他人に飛びつく場合は、事前にリードをつけてコントロールしやすくすることが必須です。また、来客の場合は、お客様にも飛びつきを無視するように依頼し、犬が落ち着いてから挨拶するように誘導します。「お座り」指示を繰り返し行い、来客時でも同じルールを適用します。

飛びつき改善のトレーニング中に注意すべきこと

飛びつき改善のトレーニングに時間がかかることもあるかもしれませんが、根気よくやっていくことも重要です。その間、特に中型犬~大型犬はドッグランの利用は慎重に。リードもなく助走距離もあるなかで、走り回って興奮状態になりやすくもあり、非常に危険です。

飛びつきを治すためには、無視する、座る行動を強化する、一貫した対応を守ることが鍵です。さらに、シチュエーションごとの対策を取り入れながら、トレーニングを進めていくことで、犬の飛びつき行動は次第に改善していきます。

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死に躾や犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するようになる。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形で起業した。

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