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もし、あの戦争の時代に、あなたの愛犬がいたら

#憲法9条#戦争#犬 戦争#犬好きさんと繋がりたい

明日、80回目の終戦記念日を迎えます。

「戦争反対」――心の底から、そう願っていますか?

戦争は、人間だけでなく動物たちも巻き込まれます。今日は、戦争中に犬たちがどのように扱われたかをご紹介します。愛犬家の皆さんには、どうか心で読んでほしいのです。

犬を飼っていると「非国民」と呼ばれた時代

人間の食べ物すら不足する戦時中。「犬に食べ物を与えるなんて、戦争を理解していない証拠だ」と責められました。犬を飼っているだけで「非国民」とされ、周囲から糾弾されるのです。

当時は、隣近所同士が互いを監視する社会でした。隠れて犬を飼っていても、誰かが密告すればすぐに知られ、厳しく非難されたといいます。

恐ろしいのは、そうした戦争への“総動員”の空気が社会全体を覆い尽くしていたことです。誰も逆らえず、何が正しいのか考える余裕すらありませんでした。

▶参考資料 犬たちを死に追いやったのは誰だったのか? 戦時下の残酷すぎる犬事情と癒えぬ傷

「畜犬献納」――犬を差し出せ

犬の毛皮は兵士のコートに、肉は食糧に
そんな理由で、飼い犬を軍に差し出すよう命令が出されました。正確には依頼だったようですが、飼っている批難と同義ですから、差し出さない圧力も想像にたやすいものです。

指定された場所に犬を連れて行くと、飼い主の目の前で犬は撲殺され、死体が回収されていきます。 それは「お国のため」と自分に言い聞かせながら泣く泣く犬を連れていく人、子どもに知られないようにそっと山に捨てに行く人…さまざまでした。

ですが、捨てられた犬も見つかれば同じ運命です。

皆、犬を愛する飼い主たちでした。号泣しながら引き裂かれるような想いで愛犬を奪われた人も多かったはずです。

▶参考資料 戦争にペットまで動員されたってホント?

犬の「特攻隊」

犬に爆弾を括りつけ、敵の戦車の下に潜らせる。そこ犬ごと爆弾を爆発させる…それが「犬の特攻隊」です。

戦車の下に肉を置いて訓練され、
「戦車に潜ればごはんがある」と信じ込まされた犬たちは、何も知らずに敵陣に送り込まれ、命を奪われました

あなたの愛犬が、そんな訓練を受け、そんな最期を迎えたら――。
どう思いますか?

さらに嫌悪すべきは、犬たちの死が兵士の防寒にも食糧にも使われず、ただ殺されただけ、ただ戦地に連れていかれただけいう可能性があることです。

「贅沢な犬猫飼育を撲滅する」という大義名分や戦意高揚のためだけに、命が奪われたかもしれないのです。

出典:朝日新聞

「国を守る」とは何か

日本は、人間にも特攻を強いました。こちらも正確には「志願」でしたが、断るには相当な勇気と批難への覚悟が必要だったはずです。

にこにこ笑って、「国を守るため」との大義名分のもと、「おかあさん」と叫びながら命を捨てました。

けれど、「国」とは誰のことなのでしょう。

国民そのものが国ではありませんか?
なのに国民の命を犠牲にしてまで守る“国”とは一体何か――それは、今も問い続けなければならない問題です。

戦況を知らされない国民、感づいていても言い出せない国民。振り返れば、当時の日本は、勝てるはずのない戦争を続けていたのです。なんのために?

この本を読んでみてください。『失敗の本質 日本軍の組織論的研究
安全な指令室から、空気感、雰囲気だけでガンガン先に進めただけです。ただそれだけ。
死んだのは国民です。

このNOTEが読みやすいですね。
【超訳】『失敗の本質』を限界までかみ砕いてみた


今も、何も変わっていない

ロシア・ウクライナ、中東……
今この時も、戦争は起こり続けています。

戦争の怖さは、命が無駄に消し去られるという結果のほかに、その構造にもあります。

  • 情報は統制され、国民には真実が伝わらない
  • 仮に真実を知っても、反戦を訴えれば「非国民」とされる
  • 戦争のためなら、たった一つしかない命を捨てることすら「正義」になる

それが戦争の仕組みです。誰も、簡単には逃げられません

戦争は「政治家の失敗」

外交によって、戦争を回避することが政治家の仕事です。

戦争に突き進んだ政治家は、仕事を果たせなかった政治家です。
外交が苦手な政治家ほど、「軍事」に頼った方がラクだからです。

だいたい、戦争を始めた政治家やその家族は、戦地には行きませんから。

誰が戦争を止めるのでしょう?
犠牲になる予定の国民自身が、声を上げて止めるしかないのです。

「憲法第9条」という希望

日本国憲法第9条は、「防衛を超えた戦争はしない」と明確に記しています世界で最も国民の権利が尊重された憲法です。

憲法を変えることは、国民の権利=人権の価値を下げることに他なりません。
いま、大切に扱われているその権利を、自ら手放してしまうのでしょうか?

日本国憲法は「変えられる自由」まで国民に保障している憲法です。
そこまで国民を信じ、守ろうとする憲法を、変えてしまってよいのか。
よくよく考えるべきです。

「もし、今が戦時中だったなら」

あなたの愛犬は、どうなっていたでしょうか?

想像してみてください。


戦争へ進まないように
命が道具にされないように

私たちは、きちんと政治に関心を持ち、参加していかなくてはならないのです。

明日が、終戦記念日です。
あなたの心からの「戦争反対」を、もう一度、確かめてください。

それが、戦争中に亡くなった人々や犬たちの命を無駄にしない唯一の方法です。

出典:万世特攻平和祈念館

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

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