犬用ハーネスの選び方完全ガイド|種類・注意点とおすすめの選び方

ハーネスは、犬の安全性や快適性にかかせないアイテムですが、種類や形状が多いため、「どれを選べばいいのかわからない」と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか?
この記事では、犬用ハーネスの種類や選び方、使用時の注意点を詳しく解説します。愛犬にピッタリのハーネスを見つけるための参考にしてください!
ハーネスとは?首輪との違い
まずは、ハーネスの基本的な役割を理解しましょう。
- ハーネスは日本語では胴輪ともいい、胴体に装着する犬用の道具で、首輪よりも身体に負担がかかりにくいのが特徴です。
- 首輪は、首に負担が集中しますが、犬の首には多くの神経が集中しているため、ハーネスの方が安全な場合があります。
ハーネスの種類
ハーネスには大きく5種類の形があります。
H型ハーネス
H型は首回りの輪と胴回りの輪を背中とお腹に1本ずつ直線のベルトで繋げた形のハーネスです。犬の胴体をしっかり固定できて首への負担も大きくありません。


8の字型ハーネス
H型ハーネスの背中のタテのベルトがないパターンで、8の字の形のハーネスです。8の字の2つの輪のうち、小さい方に首、大きい方に胴体を通します。犬がそのままの態勢で装着できるので大型犬にも。
メガネ型ハーネス
メガネの形をしており、それぞれの輪に脚を一つずつ入れます。犬の足に触らずに装着できるので、足を触られたくない犬にお勧めです。

ベスト型
ベストとして着る形です。身体を触れる面が多く、人間の衣服のように柔らかい素材が使われることが多いようです。皮膚の弱い犬や老犬にもお勧めでき、おしゃれでもあります。
ただし、布でホールドすることから、他のハーネスよりも強度が劣ることがあり、力の強い犬や大型犬には注意が必要です。

イージーウォークハーネス
リードを前に付けるのが特徴です。これは引っ張り癖矯正用に向いています。これを着けて犬が引っ張ると、自分の身体が後ろに向きやすいので引っ張りづらいという理屈です。
ハーネス選びの注意点
サイズ選びが重要
サイズが合わないと、すり抜けやケガの原因になります。できれば店頭で実際に試着していることをお勧めします。
ハーネスのすり抜けは、犬が前にいて引っ張っている時は起きませんが、犬が歩くことを拒否して逆方向に行きたい場合などに起きます。それを見越しての最適なサイズを選ぶようにしましょう。
材質と耐久性
素材には布、ナイロンや革などがあります。噛む癖がある犬には耐久性の高いものを。
犬の体型と形の相性
これは使ってみないと分かりませんが、犬の体型や動き方とハーネスが合わないと、脇の下が擦れたりしますので、しばらくは注意してみてください。
わが家の体験談
引っ張り癖のない小型犬のしんのすけはどのハーネスでも特に問題ありませんが、引っ張り癖があり身体が大きく、力が強いあられのハーネス選びは本当に苦労しました。
今回ご紹介したハーネスの5型はすべて試しました。
メガネ型は、なぜか輪のなかに脚を一つずつ入れることへの犬のご協力が得づらく(遊びだと思ったのか、不気味だったのか・・)面倒くさかった記憶があります💦
引っ張り癖治しのためのイージーウォークは、身体が後ろを向きそうになってもそれを押し切って前進。残念ながら効果がありませんでした。
最も困ったのは、どのタイプを使っても脇の下が擦れて毛が薄くなってしまうことでした。形や素材、その組み合わせをいくつも試し、最終的に落ち着いたのが、フィンランドのフルッタ社/Y型クッションハーネスです。
フルッタのY型クッションハーネスの特徴
- ネオプレーン素材
ウェットスーツに使われる素材で、柔らかく、肌に優しいのが特徴です。 - Y型デザイン
H型の応用変型ですが、犬の体に自然にフィットし、脇の下を圧迫しません。 - 自由な動きを妨げない固定されないパーツ
リードをつなぐ部分と首側、胴側のパーツが固定されていないため、犬の動きを妨げず、犬にも飼い主にもストレスになりません。

脇の下の擦れが解消され、快適なお散歩が実現したわが家的理想のハーネスです。
お散歩は毎日のことですから、みなさんも「わが家的理想のハーネス」を探してみてくださいね!


犬の動きに合わせてリードの位置が移動できる自由度が◎!
まとめ:愛犬に合ったハーネスで快適なお散歩を
愛犬に最適なハーネスを選ぶことは、安全で快適なお散歩につながります。この記事で紹介した種類や注意点を参考に、ぜひ愛犬にぴったりのハーネスを見つけてください。
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