愛犬に人間の食べ物をあげるのは危険!やめさせたい家族への効果的な説得法【命を守る正しい伝え方】

愛犬が「ちょうだい!」とおねだりするキラキラの瞳、ちょこんと傾けた首…。そんな姿を見てしまったら、心が動いてしまう気持ち、とてもよくわかります。
特に、おじいちゃん・おばあちゃん世代のご家族は、「おやつをあげる=愛情表現」「美味しいものを食べさせたい」という思いが強い傾向があります。
人間の孫に甘いお菓子をあげるような感覚で、愛犬にも「ちょっとくらいなら」とつい手を伸ばしてしまうこともあるでしょう。
でも、その「ちょっとくらい」が、実は愛犬の命を縮める結果になっていること。それを本当に理解できている人は、意外と少ないのです。
この記事は「どうやったらその危険性を本気で伝えられるのか?」「どうしたら隠れてあげるのを止めさせられるのか?」そんなお悩みを持つ飼い主さんのために書きました。
「かわいそうだからあげる」は本当に優しさ?
「食べたがっているのに、あげないなんてかわいそう。」よく聞く言葉ですが、その考え方には大きな落とし穴があります。
まず知っておいてほしいのは、犬は人間の食べ物を安全に処理できる体ではないということ。
食材 | 犬に与えた場合の危険性 |
玉ねぎ・長ねぎ・にんにく | 血液が壊され、貧血や最悪の場合死に至る |
チョコレート | 神経系に異常をきたし、けいれん・不整脈・急死 |
ハム・ベーコン | 塩分や脂質が過剰で、腎臓病や膵炎のリスク大 |
加工食品(お惣菜・パン) | 塩分・糖分・添加物が多すぎて、内臓に大きな負担 |
アボカド | 吐き気、下痢、呼吸困難 |
エビ・カニ | 消化不良やアレルギー反応 |
人間の子どもが「お酒飲みたい」と言ってきたら、「かわいそうだから」と飲ませますか?赤ちゃんが「タバコに興味がある」と言ったら、「少しだけなら」と吸わせますか?
犬の体にとって「人間の食べ物」は、まさにそれと同じレベルの危険物です。
優しさのつもりであげたひと口が、実は「毒」だった。 その現実をきちんと伝える必要があります。
「知らなかった」では済まない!実際に起きた怖い話
人間の食べ物を与え続けた結果、健康を害した犬たちはたくさんいます。
事例①:おやつのつもりであげたチョコパン
→ 食後しばらくして激しい震え、呼吸困難、痙攣。
→ 病院に運んだが、命を救えなかった。
事例②:ネギ入りの味噌汁をペロペロなめた
→ 2日後、ぐったりして貧血。赤血球が壊れていた。
→ 集中治療が必要となり、高額な治療費。命は助かったが、腎臓に後遺症。
事例③:日常的にハムやベーコンをおすそわけ
→ 5歳で慢性腎不全と診断。
→ 生涯の投薬と食事制限が必要になった。
こうしたケースは、全国の動物病院で毎日のように起きています。「うちの子は大丈夫だった」は、ただの偶然にすぎません。
次はあなたの愛犬かもしれない――。その危機感を、あいまいにしてはいけません。
「昔の犬はごはんに味噌汁をかけて元気に生きていたもんだ」笑いながらいうシニアの方が時々いらっしゃいます。その時の犬の寿命、何年だったでしょうか?10年生きれば長生きの時代でした。
犬の栄養の研究が進み、ドッグフードが普及してから犬の寿命は2倍にも伸びました。健康な愛犬と少しでも長く一緒にいたければ、知識を更新しなければなりません。
話してもやめない家族に、効く3つの方法
どうしても愛犬に人間の食べ物をやるのをやめない家族がいる・・・。という悩みはよく聞きます。その場合、どうしたらいいかについてアイデアを出します。
①「治療費」と「苦しむ姿」を具体的に伝える
・腎不全 → 月に数万円〜10万円以上の治療費。末期で透析が必要になると、月に40万円にも。
・膵炎 → 数日間の入院。1日3〜5万円。完治しないケースも多い。
・中毒 → 命を救えないことも。もし助かっても、後遺症が残る場合も。
「そのひと口で、この子がどれだけ苦しむか」
「莫大な治療費も必要になる」
そして「お金で済む問題ではなくなることも」
このリアルな数字を出すと、説得力が格段に上がります。
②「家族ルール」を紙に書いて貼る
✅ 【人間の食べ物は絶対に与えない】
✅ 【あげていいのはこの箱のおやつだけ】
✅ 【ルールを守れない人は、犬と接する時間を減らす】
感情論ではなく、「決まりごと」として視覚化することで、守る意識が高まります。
ルールは紙に書き、冷蔵庫やリビングなど家族みんなが見る場所に貼りましょう。
③ 獣医さんから直接説明してもらう
動物病院での健康診断のタイミングなどで、「人間の食べ物がいかに危険か」を獣医師から直接説明してもらうのも効果的です。
家族間だと感情がぶつかってしまう場合でも、第三者(専門家)の言葉は素直に受け入れやすいもの。「お医者さんが言ってたんだから」と納得してもらいやすくなります。
それでも隠れてあげる人には「罰則」も必要
どうしても隠れて与えてしまう場合は、「治療費はすべてその人が負担する」というルールを提案しましょう。
または、犬の食事管理を記録するノートをつけることも有効です。「今日何をあげたか」を明確にすることで、隠し事ができない環境を作ります。
「自分の行動で、この子が病気になる」という現実を突きつけることが、最後の手段です。
まとめ|本当に「かわいそう」なのはどっち?
かわいい顔でおねだりされると、つい甘やかしたくなる気持ち。それは悪いことではありません。でも、そのやさしさが本当に「この子の幸せ」につながっていますか?
- あげる → 喜ぶのは一瞬。でも体は確実に傷つく
- あげない → 今は少し我慢。でも健康で長生きできる
今、あなたが選ぶべきなのはどちらでしょうか。「ちょっとくらい」が積み重なった先にあるのは、苦しみながら命を終える愛犬の姿です。
「愛しているから、あげない。」
「本気で守りたいから、家族みんなでやめる。」
その覚悟こそが、愛犬へのいちばんの愛情なのです。

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