犬のマーキングはSNS!?

前回はマーキングの治し方について徹底解説しました。最近ではオスだけでなくメスもマーキングする子が増え、マーキング女子と呼ばれるようですネ。今回の記事では、犬目線でのマーキングの意味と、わが家のポリシーをご紹介します。

マーキングはSNS

マーキングを「SNS」にたとえられます。犬がマーキングをするのは自己紹介や自己主張の意味があり、ほかの犬はその匂いを嗅ぐとその主がどんな犬なのかが分かるのだそうです。

匂いだけ嗅いでスルーする通行犬あり、上書きする形でレスを付ける犬あり・・と、まさにSNSの役割を担っています。

ジャックラッセルテリアのしんのすけはマーキング大好き男子で、わが家に来た頃は、散歩に出ると20メートルに1回くらいの頻度でやっていました。オス犬を飼うのが初めての飼い主はとっても驚いたものでした。

子犬のころは尿の量の配分を間違えるようで、最初に全部出してしまって、あとは空振りになることもしばしばありました。成長するにしたがって、1滴ずつマーキングするようなりました。

また、身体が大きい方が強い犬の世界では、高いところに尿をかけるのが偉いということに。できるだけ脚を高くあげるように頑張って、脚を上げすぎて反対側にひっくり返ったりもしていました(笑)。SNSならば、顔が見えないことをいいことに、いわゆる「盛る」というヤツですね。

散歩中の対応

甲斐犬もどきのあられは、ほかの犬の匂いよりも草や土や虫に興味があるようでマーキングや電柱の匂い嗅ぎはあまりやりません。しんのすけは、書き込みがないまっさらなところに新しいスレッドを立てるようなことはしないものの、書き込みがあればマメにレスを付けるタイプです。

しかし、犬の尿は犬を飼わない方には嫌われますし、犬を飼っていても美観を損ねるのはよくありません。そこで、ルールを作りました。「人工物にはマーキングさせない」。

人工物というのは、電信柱や家の塀、花壇など、人様の手が加わったものをいいます。電信柱は以前、犬の尿の作用で根元が腐って倒れ、女児が下敷きになって怪我をする被害がありました。

そういった人への被害や見た目、また家の塀を作る多額の出費を考えると、人工物にはさせてはいけません。

電信柱や塀にしようと脚をあげたところで「No」と言って前進すれば、3本脚の不安定さからマーキングを続けることができず、停められます。

最近、電信柱にしたオシッコに水をかけるのが流行っていますが、水をかけたくらいでは匂いは取れず、後続のレスを誘ってしまいます。色々な考え方がありますが、私は、水かけ＝免罪符にはならないと思いますので、やはり避ける方向でいきたいところです。

オシッコOKにするのは土や雑草のところです。水はかけません。ドッグランを経営される方と話す機会があったのですが、「自然には、犬の尿くらい浄化する作用があるから、オシッコくらいはまったく問題はない」とおっしゃっていて、自説に自信を深めました。

当たり前のことですが、ウンチは持って帰ります。自然界には浄化作用があるといっても時間がかかりすぎます。

以前、しんのすけが道端にあったウンチになぜか顔をつっこんだことがあります💦。もう、白い顔が黄色に染まったしんのすけをそのままゴミ箱に捨てて帰りたくなりました。ホントに、ウンチの放置はやめていただきたいですね。

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