諦めなかった奇跡の命── 保護犬リオン、癌の経過(保護現場の実録)
― 抗がん剤が使えなかった小さな命、リオンの肝臓がんが消えた話 ―

この話は、あらしん堂が一緒に活動している保護団体、ココアネラさんの現場で起きた実話です。
緊急保護。かなり厳しい状態だった
2025年6月8日—
緊急性のある子たちが数頭、ココアネラに引き取られました。
その中にいたのが、このお話の主役
マルチーズの男の子 リオン(Lion)。
低抗体、重度の衰弱、黄疸。
明らかに「後回しにできない命」でした。
ココアネラはとても小さな団体です。
いくらなんでも、重症患者を含む3頭を、一気に引き取る?
リオン以外にも腫瘍が疑われた子も混ざっていました。
…それでも引き取ってきちゃう、そういう人です。
代表のOさんは。

この画像は元が動画ですが、そのほとんど動かない動画を見て、
私だったら、引き取る勇気は出なかった気がしました。
診断結果は、あまりにも厳しかった
緊急入院。
連日の検査。
判明した病気は、ひとつではありませんでした。
- 甲状腺機能低下症
- 肝臓がん(肝臓腫瘍)
- 低血糖
- 貧血傾向
そして決定的だったのは── リオンは、小さすぎた。
体重は1.6kgにも満たず、 抗がん剤治療は、体への負担が大きすぎて使えない。手術もできない。それが、現実でした。
それでも、諦めなかった理由
治療の選択肢が限られる中で、
ひとつだけの希望は、
リオンが生きる気力を失っていなかった。
自力でごはんを食べた。
目に力があった。
だから、選んだ道は―
- 体に過度な負担をかけない
- 食べることを最優先にする
- 群れの中で、生きる力を守る
抗がん剤を使えなかったからこそ、生きる力を削らない道を。
4時間ごとのごはんと、眠れない日々
2025年7月—
生活は、完全にリオン中心になりました。
- 4時間ごとの食事
- 薬とサプリ
- 手作りごはんの工夫
体重は増えない。
同じ食材が続くと食べない。
それでも、
吐かない、下痢しない、食べる。
「試されてますね、1.6kgの王子様に」
リオンの体重は増えないが、Oさんの体重は日に日に減りつつ、笑いながら続けた日々。
・・・Oさんは笑っているけど、毎日毎日、夜中もこれを続けるのは容易ではありません。

先住犬ミニョン(上)とリオン(下)
このまなざしがOさんを頑張らせるんだな。
数値は改善する。腫瘍は、消えない。
2025年9月—
寝ずの看病の甲斐あって、リオンは驚くほど元気になっていました。
- 貧血は消失
- 低血糖も起きなくなった
- 結石も消えた
- 食欲旺盛
- おもちゃが大好き
けれど、肝臓の腫瘍は残っている。
しかも──
大きさは変わらない、むしろ大きくなったように見える。
一方で、
血液検査の数値は改善していく。
誰も、はっきりした説明はできませんでした。
このころのOさんは、「何かあるといけないから」常にリオンをそばに連れていたようです。

群れの中で、生きる力は強くなる
2025年11月—
肺炎を起こしたリオン。
それでも、食欲は落ちませんでした。
隔離すると元気がなくなる。
みんなの中に戻すと、回復が早い。
寄り添う犬たち。
背中を枕に眠る時間。
犬は、群れで生きる動物。
命は、
医療だけではなく、
環境と関係性によって支えられている。
そして、誰も予想しなかった結果
2025年12月—
定期的な画像検査。
2か月前まで、
確かに存在していた肝臓の大きな腫瘍が──
2つとも、消えていました。
跡形もなく。
「え?」
「……え?」
動物病院の院長、院長の奥さまとOさんは、喜ばしいのに
その場の空気は停まり⋯
にわかには信じられなかったといいます。
抗がん剤は使っていない。
手術もしていない。
飲んでいた薬は、
甲状腺機能低下症の薬と、あるサプリメント。
理由は、説明できません。
Oさんは言います「サプリメントが頑張った」
「はぁ~?」 ←王さんのご主人リアクション
ただ、そこに、大きな2つの腫瘍が消えたという事実だけがありました。
後付けではなく、私は信じていました。途中から。
最初は「ここまでグッタリしている子、無理でしょ」と思いました。看取り最期を幸せにしてあげるために引き取ったのかもしれないと思いました。
しかし、
Oさんが焦るでもなく、「なるようになる(なるようにしかならない)」と。
そのOさんのプレッシャーのなさ(そう見えるだけ?)は多分、病犬によい影響を及ぼす。
友だちも常にたくさんいる環境。
がんばったのもサプリメント(Oさん談)。
このすべての組み合わせに、どうしても治るような気がきていました。
すべてが自然の摂理に沿っていたから。
被毛が戻り、未来が見えた
体重が2.2kgを超え、
被毛が生え、
トリミングをして、服を着て眠る姿。

「犬や猫は、フードだけじゃない。 人の愛を食べて生きていくんだよ」
OさんがSNSで紹介していた動物病院の院長のお言葉。
その言葉が、
この物語のすべてを言い表しています。
奇跡は誰にでも起きるわけじゃない―なんて言わないよ、絶対
リオンのような命は、
多くの現場では、救えないと言われるでしょう。
- 小さすぎる、体力がない
- 治療の選択肢が少ない
- お金も、人手もかかる
何よりも、見た目が「譲渡できなそう」。
それでも、
それでも拾って、支えて、時間をかけてくれる団体がある。
あらしん堂は、
そんな現場を、支援していきたいと思います。
2026年1月現在
リオンは元気です。

さあ、そろそろ、ずっとの家族を探しに行こうか!
あらしん堂からの小さなお願い
もっと、支えたい。
ほかでは救ってもらえなさそうな命を、
それでも見捨てない団体さんを。
その支援は、
特別な寄付でなくてもいい。
あらしん堂の商品を、ひとつ選ぶこと。
それが、次のリオンの時間をつくります。
奇跡は、突然起きたのではありません。
支え続けた時間の、先に起きただけ。
この命が、
今日も生きていること。
それが、何よりの答えです。
あなたの“お買い物”が、誰かの“いのち”を救う。

飼い主の愛を失った子たちに、もう一度ぬくもりを。 あらしん堂では、売上の一部を保護犬・保護猫の支援に役立てています。 「命をつなぐお買い物」に、あなたも参加しませんか?


