犬に糖分、甘いものの魅惑と深い後悔
前回の記事で「犬にとっての糖分」の必要性(むしろ不要性!)についてお伝えしました。
結論としては、タンパク質や脂肪からエネルギーを摂る犬に糖分は必要ないものと位置づけられています。
しかし、不必要なものとはいえ、エネルギー源になり得る糖分の甘さは犬を惹きつけてしまいます。今日は少し重くて辛い話をします。
SNSで見たシーン、大好きなアイスやプリン
SNSでこんなシーンを拝見しました。重い病気を患っているわんこの姿を飼い主さんがコミュニティに上げ、それに対してアドバイスや励ましが交わされるスレッド。
大変な闘病で食欲のない愛犬に「少しでも食べてほしくて、大好きなアイスクリームをあげました。」や「大好きなプリンをあげました。」とのコメント。(それぞれ別の方です…)
それ、犬用に作られた無糖のお菓子だったのでしょうか。大好きな‥というほどに頻繁にあげていたものがまさかの人間用のお菓子なんてことは…💦
また、外国の動画でもこんなことが。重い病気で犬が痛がり、苦しみ、治療の手を尽くしても治る見込みがないとの診断がくだり、飼い主は泣く泣く安楽死の道を選びます(外国では、このような時に安楽死の道を選んでやるのも飼い主の責任とされています)。
いよいよ虹の橋に旅立つための注射をする前に「この子が大好きだったビッグマックを・・・」と食べさせていました。
ビッグマック…もうこれは…。
後悔は、避けたい
糖分を処理するようにできていない犬の体内に大量の糖分を入れれば、内臓に負担がかかることは間違いありません。
その食べ物のチョイスが今の目の前の重病につながったかどうかは定かではありませんし、病気の原因は体質などもあり多くの場合一つではないのでしょう。
しかし、もしも、その食べ物のチョイスが少しでも病気の可能性を高める可能性があるのなら―。そして、わが子がこんなに苦しい思いをすることになったのなら―。そんな後悔をすることは、避けたい。
これがまさに、あらしん堂が「素材そのまま」のおやつしか扱っていない理由です。
犬も甘みを感じますし、エネルギー源になる以上は甘いものに嗜好はあります。好きなものを食べて幸せな姿を見せられると弱い飼い主さんも少なくないと思います。
そういう意味で、甘いものは犬にとっても魅惑ですが、飼い主にとっても魅惑です。だから、最初の一歩を踏み出さないでいただきたいと思います。
うちの子への愛情に自信を持つために
本来的に犬が食べるべきものを飼い主さんが選んであげてほしいのです。わが子にたくさんおやつをあげたいのであれば、飼い主さん自身が理解して納得できるフードを。余計な添加物も一切ないものを。甘いものよりも美味しく、甘いものよりも身体に必要な、有益なものを選んでくださいね。
犬の身体は犬の食べたものでできています。犬は勝手に買い食いをすることはなく、人間が選択して与えているものしか食べられませんから、飼い主さんの責任は非常に重いといえます。
誤解していただきたくないのは、「犬が重病になったのは飼い主が悪い」と言っているのではありません。重病になってしまうのは、遺伝や体質、飼い主も対応できない環境の影響など色々な要因があるはずです。だからこそ、飼い主が選んだ食べ物も原因の一つになったのではないかと、飼い主が後悔することにはなってほしくないのです。
前述のSNSでも、愛犬の病気に対して飼い主さん自身が深い後悔をされている方が少なくありませんでした。しかし、身体を作っている食べ物に気を付けていたならば、ほかの要因は天から与えられたものです。
「食べ物の選択だけは間違いなかった」その自信は大切です。うちの子への愛情に自信を失うことなく、悔いなく闘病するためにも、心の底から「どうぞ、良い食べ物を選んでください」と言いたいのです。
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