今週のわんこ|野犬出身azuが教えてくれた「群れのルール」─保護犬を支え白い姉御の静かな力
――雑種という誇り。群れを整える静かなリーダー
今週ご紹介するのは、白い姉御 azuちゃんです。
伝わってくる雰囲気は、騒がず、前に出すぎず、けれど常に全体を見ている落ち着いた視線。
そこにいるだけで空気が整い、犬たちも、人も、自然と落ち着く。
群れを静かに支える存在。特別なことをしているわけではないのに、いつも安心感がある。

🐕 azuちゃん
- 栃木の那須高原で生まれた野犬の雑種
- 2022.5.14生まれ(推定)・女の子
自然の中を走るのが大好きで、ひとたびスイッチが入ると別犬のように足が速いazuちゃん。
運動神経がよく、状況判断も的確です。
しっかり者の姉御気質で、周囲をよく観察し、おうちでは自然と教育係の立場を担っています。
野犬のDNAからくる警戒心はありますが、それは「怖がり」ではなく、無駄な衝突を避け、距離感を測るための力。人にも犬にも、必要以上に踏み込まないその姿勢は、とても知的で、成熟したものに感じられます。
雑種という存在
全体の傾向として「雑種は体が強く、病気になりにくい」と獣医は言います。多様な遺伝背景を持つことで、犬種ごとのウィークポイントを打ち消すからです。特に野犬として生きてきた犬たちは、環境への対応力が高く、生き抜く力を自然と身につけてきました。
- 危険を察知する力
- 生きるための判断力
- 犬同士・人とのコミュニケーション能力
azuの落ち着きや、空気を読む力は、トレーニングで作られたものではなく、生きてきた背景そのものなのだと思います。

出会い―保護犬の「預かりさん制度」から始まったご縁
azuちゃんとの出会いは、殺処分対象となっていた野犬たちの預かりボランティア第1号として来たことがきっかけでした。
ここで少し、保護犬の「預かりさん制度」について触れておきたいと思います。
預かりさん制度とは―
正式な譲渡先が決まるまでの間、施設が保護した犬を一般家庭で一時的に預かり、暮らしの中でケアをする仕組みです。
- 家庭音や生活環境に慣れること
- 人との距離感を学ぶこと
- 他犬とのコミュニケーション
- トイレトレーニングや生活リズムの安定
施設では難しい「家庭で生きるための準備」を、実際の暮らしの中で整えていく大切な役割があります。
預かり家庭でのazuの役割
azuちゃんは、飼い主宅に来た最初の預かり犬であると同時に、その後に続く多くの犬たちを迎えるなかで、先住犬としての役割を自然に引き受けてくれました。
新しく来た犬に対して、過剰に干渉することもなく、かといって放置することもなく。距離感とルールを伝える。それは、人が教えるしつけとは違う、犬から犬へ受け継がれる社会性そのもの。
心を閉ざしていた犬もazuちゃんの存在によって少しずつ表情を変え、行動を変え、「家族になれる準備」を整えていく。たくさんの命の通過点であり、次の幸せへとつなぐ橋のような存在です。
「うちに来な!」と即決した日
あまりの可愛さに、ピーンと通じた感覚。迷いはありませんでした。その瞬間、azuちゃんは預かり犬から大事な家族のひとりになりました。たくさんの野犬の子犬たちやブリーダーレスキューの子たちの心と行動を育て、譲渡までの大切な役割を果たしてくれる。預かりさんとしてのかけがえのない相棒でもあります。

来週は、azuちゃんの大きな子分を紹介します!

✨ ご縁に感謝して
あらしん堂とazuちゃんとのご縁は、モアナちゃん&レオくんの飼い主さんからのご紹介でした。
モアナちゃん―ジャーマンシェパードのパピー|大型犬パピーとチワワ兄ちゃんとの仲良しエピソード
こうしたご紹介を通じて、「今週のわんこ」を読んでくださる方、あらしん堂を知ってくださる方が、
少しずつ増えています。信頼が次の信頼につながっていく。一頭一頭の背景と時間を大切に。それが、私たちの変わらない姿勢です。
azuちゃんのように群れの空気を整える存在には、毎日のごはんやおやつが「安心の土台」になります。あらしん堂の看板犬あられも、azuちゃんと生い立ちが似ている野犬だった雑種(しかも栃木から!)。
当店では、そんな姉御たちを健やかに育てる完全無添加・シンプルな原材料のおやつを作っています。
日常を、穏やかに。
それも、立派なケアのひとつです。
保護っ子たちをもっと助けたい・・・そんな願いをかなえるあらしん堂のおやつを選んでください。
あなたの“お買い物”が、誰かの“いのち”を救う。

飼い主の愛を失った子たちに、もう一度ぬくもりを。 あらしん堂では、売上の一部を保護犬・保護猫の支援に役立てています。 「命をつなぐお買い物」に、あなたも参加しませんか?
