🐾今週のわんこ|メイちゃん11歳~食物アレルギー&尿結石を乗り越えた愛犬ごはん実践記

野犬として生まれ、保健所を経て保護施設へ、そしてたどり着いてきたメイちゃん。臆病だけど謙虚で、なんだかんだ自立心の強い女の子だそうです。
人間でいえば「多くは語らないけど、実は一番しっかりしてるタイプの先輩」みたいな存在感。飼い主さんは店長の同僚でよく存じ上げているのですが、ぶっちゃけ、飼い主さんもまさにそのタイプです!
そんなメイちゃんですが、体質的に少々クセがあります。今日はその2つのエピソードを通して、犬の食事について悩めるみなさんと一緒に、考えてみましょ。
エピソード①:かゆみの正体は「見えない敵」だった
メイちゃんがやって来たのは生後4ヵ月ごろ。
▼あかちゃんのころから美犬さん

保護施設からは「皮膚炎の治療がほぼ終わったところです」と聞いていました。
……が。
治療は続けているのに、体のポツポツとかゆみが一向に引かない。ネットの海をさまよった末にたどり着いたのが「食物アレルギー」の可能性でした。
犬の食物アレルギーは、特定のタンパク質(肉・魚・卵など)や穀物に含まれる成分を、体の免疫システムが「敵」と誤認してしまうことで起こると言われています。
人間の花粉症と似た仕組みで、”異物”と勘違いした免疫が過剰に戦闘態勢に入ってしまうわけです。かゆみや発赤、外耳炎などの症状として現れることが多く、アトピー性皮膚炎との見分けが難しいケースも少なくありません。
そこで、グレインフリーかつ原材料にこだわった、いわゆる「高級ドッグフード」に切り替えてみることに。
結果——すっかり治りました。
その後、少しずつ食材を試していくなかで、おコメもじゃがいもも大丈夫、お肉もお魚もセーフ。どうやら怪しいのは穀物のどれか、あるいは何らかの添加物らしい、というところまで絞り込めました(残念ながら、真犯人を名指しで特定するには至っていません。メイは黙秘を貫いています💦)。
あれから11年。食べるものにはずっと気を配り続け、今では「本当にシニア犬ですか?」と聞かれるほど毛づやも良く、元気いっぱいです。

▲ 左が子犬のころ、右が現在。ほとんど違いがわかりません💦なに、この美魔女ぶりは!
アレルギー疑惑がきっかけとはいえ、結果的に「質の良いものだけを食べさせ続けた」ことが、11年経った今の若々しさにつながっているのかもしれません。怪我の功名、ならぬ「かゆみの功名」といったところでしょうか。
エピソード②:血尿事件と、スープごはんの発明
メイちゃんが3〜4歳の頃、ある日突然の血尿。飼い主、大パニック。
動物病院での診断は「尿結石がたまりやすい体質」というものでした。
犬の尿結石(結晶や結石)は、尿の中のミネラル成分(マグネシウムやリンなど)が飽和状態になり、結晶化することで起こります。
ここで重要になるのが、水分摂取量。尿の濃度が高いほど結晶ができやすくなるため、薄めてあげることが対策の基本のひとつになります。「水をたくさん飲んで予防しましょう」という理屈ですが、人間と違い、犬は自分から進んで水をがぶ飲みしてはくれません。
そこで飼い主が編み出したのが、スープごはんでした。
炊いた白米に、お肉と野菜をコトコト煮た具だくさんスープをかけるという、なんとも贅沢な一皿。メイは1日3食のうち1食をこのスープごはんに置き換えることになりました。
これがもう、大好評。毎回一滴残さず完食。それから現在まで、スープごはんと尿ケア療養食を組み合わせた食事で、再発は一度もありません。
このエピソードを通して飼い主が実感したのは、「体質は変えられなくても、飼い主にできることは意外とたくさんある」ということ。水分をどう摂らせるか、どんな食材を選ぶか——地味な工夫の積み重ねが、結石という”再発性の高い困りごと”を遠ざけてくれました。
もうね、ホント、飼い主さんの職場での凄腕級の仕事ぶり、ここにも発揮されていたんですね。
2つのエピソードから見えてくること
アレルギーも尿結石も、原因を100%特定するのは難しいことが多いもので、メイちゃんの場合も、アレルゲンの正体は今もはっきりしていません。
けれど、「何を食べさせるか」を飼い主が意識し続けることで、症状をコントロールできるというのは、どちらのエピソードにも共通しています。おやつ選びも同じで、原材料をひとつひとつ確認する地道な作業が、結果として愛犬の毎日を守ることにつながります。
あらしん堂のおやつも、香料・着色料・保存料はもちろん、余計な添加物を一切使わない完全無添加にこだわっています。強火→弱火のダブル乾燥で保存性を保っています。
メイちゃんのように「何が引き金になるかわからない」子にとって、おやつの原材料表示がシンプルであることは、飼い主にとっても大きな安心材料。おいしさはそのままに、余計なものは足さない——これはメイちゃんのごはん選びの考え方と、実はかなり近いところにあると思っています。
無添加のおやつにこだわっているあらしん堂としても、メイの11年は「ちりも積もれば」を体現してくれているような気がしています。
臆病で謙虚で、多くを語らないメイちゃんですが、その体は雄弁に「ちゃんと食べさせてもらってきた11年間」を物語ってくれています。
今日も元気に、美味しいごはんの時間を待つメイちゃんなのでした。

▲ごはん、まだかなぁ~ 仲良し、三毛猫ちゃんと。

