犬の咬み癖を治す効果的な方法
犬の咬みグセで悩んでいませんか?お腹や頭をなでてモフモフたわむれることを楽しみに犬を迎えたのに、咬むから怖くて触れない・・・すごく残念ですよね。ご飯をあげているお母さんだけは咬まないのに・・などということもあります。
子犬は歯が生え変わる時期に咬みつくことが多いものですが、成犬になっても咬み癖が残っていたり、さらにエスカレートすると大変です。そこで、本記事では、飼い犬の咬み癖を治すための効果的な対策について解説します。
なぜ犬は咬むのか?その理由を知ろう
犬が咬む理由を理解することが改善の第一歩です。一般的な理由としては次のようなものが挙げられます。
- 遊び:特に子犬は咬むことを遊びとして楽しみます。
- 不安や恐怖:ストレスを感じる場面で防衛反応として咬むことがあります。
- 歯の生え変わり:子犬は歯がかゆくて物を咬みたがることが多いです。
- 領域の防衛:自分の食べ物やおもちゃを守るために咬むことがあります。
咬み癖を直すための効果的なステップ
1.ポジティブな強化を使う
咬むのをやめさせるためには、ポジティブな強化が効果的です。たとえば、犬が咬まずにおとなしくできた時に、褒めたりご褒美を与えましょう。犬は「咬まないことが良いことだ」と学びます。
2. 代替を提供する
犬が咬みたがるときには、咬んでもよいおもちゃ、噛み応えのあるものを与えます。咬んでも良いものを提供することで、犬は咬む衝動を解消できます。ゴム製の噛み応えがあるおもちゃ、食べられるおやつタイプのものがおすすめです。あらしん堂で扱っている馬のアキレス腱は、美味しく、しっかり噛めてお勧めです。
3.無視する
犬が咬みついたときに大きな反応をすると、犬はそれを「遊び」と誤解してしまいます。咬まれたら大きなリアクションをせず、無視することが効果的です。犬は次第に「咬むことは面白くない」と学びます。
4.トレーニングコマンドを教える
基本的なトレーニングコマンドを教えることで、犬が咬むタイミングを制御できるようになります。たとえば、「待て」や「離せ」といったコマンドを教えると、咬みつくのをやめさせることができます。短いセッションを毎日行い、少しずつ成功体験を積ませることが大切です。
飼い主との主従関係ができていないケース
4つのステップを試しても犬の咬み癖が直らない場合、飼い主と犬との間に主従関係が構築されていない可能性があります。
犬は社会性の高い動物であり、群れ(家族)の中での順位が非常に重要です。飼い主が犬からリーダーとして認識されていない場合、犬は自分が主導権を握ろうとし、その結果として咬みつく行動が出ることがあります。以下のポイントが飼い主と犬の主従関係の崩れを示唆します。
- 犬が指示に従わない:特に基本的なコマンド(「待て」「おすわり」など)に従わない場合、犬が飼い主をリーダーとして見ていない可能性があります。
- 攻撃的な行動:飼い主が近づいたり、手を出したときに、犬が自分のテリトリーを守るために攻撃的になる場合は、飼い主と犬の関係が不適切であることを示します。飼い主が咬まれることを恐れて手を引くなどすると、自分の方が強いことを確信してしまいます。
- 不安や恐怖:自分を守ってくれるリーダーとして飼い主を信頼していないと、不安な時や怖い時に自分で解決しようとして咬むことになります。
リーダーとしての深刻な咬みクセへの対応方法
まず、咬む犬に対応する時は手袋をしましょう。革でも軍手三枚重ねでもかまいませんので、咬まれても痛くないようにして、撫でる、おやつをあげるなどしましょう。
咬まれるたびに飼い主がひるむと犬が自分の強さを自覚してしまうからです。「あれ?咬んでも怖がらないな、強いな。」と思わせなければなりません。
即効性の期待できる方法を一つご紹介します。弱い者が強い者に道を譲るという犬の習性を利用します。
●犬を地面に置きます。
●飼い主は犬に向かってどんどん進んでいきます。
●吠えても構わず前進、犬が後ろに下がるまで前進しましょう。
●脚を咬まれてひるむと逆効果なので、長靴などを履いてやってみてください。
主従関係を修正するためには、日ごろからの意識が重要です。詳しい方法は、こちらの記事(愛犬の無駄吠えを解決!)にも述べていますのでご参照ください。咬む犬は飼い主でも怖いものですが、リーダーとして気持ちのうえで犬に負けないことが重要です。
まとめ
犬の咬み癖を直すことは、時間と忍耐が必要ですが、適切な対策を取ることで改善できます。今回紹介したポジティブな強化や代替の提供、トレーニングを実践して、愛犬との生活をより快適にしましょう。
成犬でも遅いということはないですが、どうしても改善が見られない場合は、専門家の助けを受けることも検討してください。ただし、専門家に預けて治るものではなく、あくまでも対応方法を学んで飼い主が自分で対応することになります。
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