犬の引っ張り癖を改善する効果的な方法とは
犬の散歩中に犬がグイグイ引っ張るようでは飼い主にとって大変なだけでなく、犬自身にとってもストレスになります。この記事では、犬がリードを引っ張る理由を解説し、効果的な引っ張り癖の治し方を紹介します。
また、根本的なカギとなる飼い主と犬の主従関係の構築についても言及します。
犬がリードを引っ張る理由
- 興奮しすぎている
外の刺激に反応しすぎてしまう犬は、散歩中に早く前に進もうとしてリードを引っ張ります。 - 運動不足
十分な運動ができていない犬はエネルギーが余って、散歩中に引っ張りがちです。 - 飼い主との関係性
犬が飼い主をリーダーとして認識していない場合、自分が主導権を握ろうとする行動の一環で引っ張ることがあります。 - トレーニング不足
子犬の頃にリードの使い方や散歩のルールを教えられていない場合、引っ張り癖が身についてしまうことがあります。
引っ張り癖を治す具体的な方法
- 散歩前に落ち着かせる
散歩前に犬を落ち着かせることが重要です。興奮した状態で散歩に出ると、リードを引っ張りやすくなります。以下の手順を試してください。
①ドアの前で「待て」をさせる
②飼い主の合図で出発することで主導権を握る - 正しいリードの使い方を学ばせる
リードを引っ張ったら、以下のような対策を試してください。
①止まる :犬が引っ張ったら即座に立ち止まり、リードが緩むまで動かない。
②方向転換:引っ張りが続く場合、犬をゆっくり反対方向に誘導します。これにより「引っ張っても進まない」ことを学ばせます。 - おやつで正しい位置を教える
犬が飼い主の横を歩いた時におやつを与え、褒めてポジティブな経験を与えましょう。これを繰り返すことで、正しいポジションを覚えます。 - 首輪やハーネスの見直し
引っ張り癖が強い犬には、ハーネスではなく首輪を使いましょう。首輪にすることで、飼い主の細かい意思を伝えやすくもなります。
ハーネスは犬の一番大きな筋肉である胸をホールドするので、むしろ引っ張りやすくなります。
犬ぞりのようなパワーが出てしまいます。
首輪でトレーニングする時の注意点
①首輪は首の下側ではなく、耳のすぐ下の高い位置に装着
首の上部に神経が集まっていますので制御がしやすくなります。
②リードを強く引きすぎない
強い引っ張りは犬の首に負担をかけ、怪我や神経損傷の原因になる可能性があります。トレーニング中は短く軽い動きでリードを操作しましょう。
飼い主と犬の主従関係を築く重要性
犬の引っ張り癖を治すには、飼い主がリーダーシップを発揮することが不可欠です。犬が飼い主をリーダーと認識すると、自然と指示に従いやすくなります。ポジションが確立するまでは特に、以下のポイントを意識しましょう。
①飼い主が先に行動する(例:ドアを先に通る、先に食事を取る)
②散歩中に主導権を握る(例:行き先は飼い主が決める)
③一貫したルールを設け、犬が混乱しないようにする
犬の引っ張り癖を治す際の注意点
①怒らない
引っ張り癖を治すために怒るのは逆効果です。犬に不安感を与え、さらに問題行動を悪化させる可能性があります。
②短時間から始める
最初は5分から10分程度の短い散歩でトレーニングを行い、徐々に時間を延ばしましょう。
③忍耐強く続ける
引っ張り癖を治すのは時間がかかります。一貫性を持ってトレーニングを続けることが大切です。
まとめ
犬の引っ張り癖を治すには、原因を理解し、具体的なトレーニングを実践することが重要です。また、飼い主と犬の主従関係を築くことで、散歩がよりスムーズになります。犬との信頼関係を深めながら、楽しい散歩タイムを実現しましょう。
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