【保存版】犬の腎臓病ケアと食事管理|進行を防ぐために知っておきたい食材と注意点 | あらしん堂

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【保存版】犬の腎臓病ケアと食事管理|進行を防ぐために知っておきたい食材と注意点

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犬の腎臓病は、進行性の疾患であり、適切な食事管理が健康維持に大きく影響します。今回は、腎臓病になってしまった犬の食事の注意点や食事傾向、日常的なケアについて詳しく解説します。

腎臓病と診断される健康診断の数値 

腎臓病は血液検査や尿検査の結果をもとに診断されます。以下の数値が基準とされています。

  • BUN(血中尿素窒素)
    ・基準値は9.2~29.2 mg/dL。
    ・腎機能が低下すると上昇。
  • CRE(Eクレアチニン)
    基準値は約0.4~1.4 mg/dL。
    ・2.0 mg/dL以上で腎不全の可能性。
  • SDMA(対称性ジメチルアルギニン)
    正常値は約0~14 μg/dL。
    ・15 μg/dL以上は腎機能低下の兆候。
  • IP(リン)
    正常値は1.9~5.0 mg/dL
    ・腎機能低下により上昇。
  • USG(尿比重)
    基準値は1.015~1.045
    ・低下すると腎濃縮機能の低下を示唆。
  • UPC(尿タンパク/クレアチニン比)
    ・0.5以上で腎疾患の可能性。

これらの数値が基準を超える場合、腎臓病が疑われます。定期的な検査で早期発見・早期対策を心がけましょう。
※基準値は、わが家のかかりつけ久米川みどり動物病院より。

腎臓病の犬の食事の基本ポイント

腎臓病の犬の食事は、腎臓への負担を減らしながら、必要な栄養素をバランスよく摂取することが重要です。以下の点に注意しましょう。

  • 低たんぱく質の食事
    腎臓の負担を軽減するため、高品質で消化吸収の良い低たんぱく質のフードを選びます。
  • リンの制限
    リンの過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、リンの含有量が少ないフードが推奨されます。
  • ナトリウム(塩分)の制限
    高ナトリウムは血圧上昇の原因となるため、塩分控えめの食事を心掛けましょう。
  • オメガ3脂肪酸の摂取
    炎症を抑える効果があり、腎臓の機能維持に役立ちます。
  • 適切な水分補給
    脱水を防ぐために、新鮮な水を常に用意し、水分を多く含む食事を取り入れるのも有効です。

腎臓病の犬の食事傾向

腎臓病の犬は、食欲の低下が見られたり、特定の味を好む傾向があります。

  • 嗜好性の高い食事を好む
    食欲が低下するため、香りの強いウェットフードや手作り食を好むことが多くなります。
  • たんぱく質の摂取を嫌がることがある
    腎臓の状態によっては、たんぱく質の多い食事を避ける行動をとることがあります。
  • 水分摂取量が減少する場合も
    食欲が落ちると同時に、水を飲む量が減ることがあるため、ウェットフードや水分を含んだ食事を取り入れる工夫が必要です。

腎臓病の犬に適した食材

腎臓にやさしい食材を取り入れ、愛犬の健康維持に努めましょう。

推奨される食材

  • 白米、さつまいも、かぼちゃ(エネルギー補給)
  • 低リンのタンパク質源(皮を取り除いた鶏肉、豆腐、卵白)
  • 野菜(キャベツ、にんじん、ブロッコリーなど)
  • 魚油(オメガ3脂肪酸を含む)

避けるべき食材

  • 高リン食品(レバー、乳製品、小魚)
  • 高たんぱく質食品(赤身肉、大豆製品)
  • 塩分の多い食品(加工食品、ジャーキー、おやつ類)

腎臓病の犬の食事管理のコツ

  • 少量ずつ頻繁に与える
    食欲が低下しやすいため、1日3~4回に分けて与えると食べやすくなります。
  • 手作り食を活用する
    腎臓病対応の療法食が苦手な場合は、獣医師と相談しながら手作り食を取り入れるのも有効です。
  • フードの温めやトッピングで工夫
    香りを強くすることで食欲を刺激できます。
  • 食欲不振時は流動食も検討
    スープ状にすることで水分補給と栄養摂取を同時に行えます。

腎臓病の犬のケアと生活管理

食事と併せて、日常のケアも重要です。

  • 定期的な健康チェッ
    血液検査や尿検査を定期的に行い、腎機能を把握しましょう。
  • 適度な運動
    負担にならない範囲で散歩を継続し、ストレスを軽減します。
  • ストレス管理
    環境の変化や騒音を避け、安心できる生活空間を提供します。

まとめ

腎臓病の犬には、腎臓の負担を減らす食事管理が不可欠です。低たんぱく・低リン・低ナトリウムの食事を意識しながら、食事の嗜好や体調の変化に合わせて調整していきましょう。愛犬が健康で快適に過ごせるよう、適切なケアを続けていくことが大切です。

腎臓病の管理には獣医師のアドバイスが不可欠です。愛犬の状態に合わせた最適な食事プランを見つけるためにも、専門家と相談しながら進めていきましょう。

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この記事の著者

三好 美佐子

野犬だった「あられ」、保護施設にいた「しんのすけ」との生活7年め。甲斐犬、ジャックラッセルテリアの養育難度の高さに必死にしつけや犬の栄養を学ぶうちに、動物の真の健康と幸せを深く探求するように・・・。金融機関での勤務歴35年、「社会貢献と幸せな消費が結びつく意義」に賛同する同僚たちに支援される形であらしん堂をはじめました!

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