主従関係を築く鍵!わが家で実践したマズルトレーニング体験談

前回、マズルトレーニングの方法について解説しました。個人的には、このトレーニングは万能だと考えています。
なぜなら、犬にとって口や牙は最大の武器であり、それを抑えられることで「この人は強い」と認識し、「この人に守られる」「この人に従っても大丈夫」と確信するようになるからです。
一度飼い主の力を信じてもらえれば、主従関係が確立され、多少の優柔不断があったとしても揺らぐことはありません。
1ヵ月の実践で見えた効果
甲斐犬mixで野犬だったあられを迎えたわが家では、「この子はしつけを失敗すると大変なことになりますよ」という保護施設の方の捨て台詞からの・・・マズルトレーニングをしっかりと1ヵ月ほど行いました。
最初のころから抵抗している間の恨めし~目線はなかなか印象的ではありました。この段階では、わざと舌を出して飼い主が手を緩めることを試すような動きをします。これは、あられに限らず、他の子でも見られる現象でした。
舌を噛ませないように気を付けながら(徐々に口を閉じさせると舌も引っ込めます)、ひるまずやっていきます。次第に力が抜けて、やがて全く抵抗がなくなっていく行程で、日々日々、信頼感が培われていく感じがします。
念のため、ちょっと長めにやりましたが、1ヵ月もすると主従関係がほぼ確立されました。
リード踏みトレーニングという選択肢
マズルトレーニングと似たトレーニングとして「リード踏みトレーニング」という方法もあります。
首輪にリードをつけ、そのリードのなるべく首輪に近い方を飼い主が足で踏むことで犬の動きを制限するものです。犬は顔を地面につけられ、最初は暴れますが、次第に諦めて落ち着くようになります。
このトレーニングのゴールは、犬が暴れることをやめ、眠って待つようになることです。しかし、中型犬以上の場合は暴れる力が強く、特に女性では負けてしまうことがあります。また、見た目がかわいそう感半端ないので、個人的には強力お勧めはできないところです。
ただ、この方法もプロから教わったものであり、非常に強力に効果が期待できます。万一、マズルトレーニングで主従関係が築けなかった場合や狂暴化してしまって手放す一歩前までいってしまった場合には、リード踏みトレーニングを試してみるのも一つの手かもしれません。
しんのすけの場合:短期間でも効果あり?
わが家の2頭目、ジャックラッセルテリアのしんのすけには、マズルトレーニングを1週間ほどしか行いませんでした。
というのも、マズルトレーニングを始めようと思った時には、あられとしんのすけの上下関係がすでに確立されていたからです。あられが飼い主=リーダーであることをしんのすけに示してくれたようで、聞き分けがよく、マズルをホールドしてもたいして抵抗しませんでした。
犬同士の関係性によっては、マズルトレーニングが必要なかったり短くてよい場合もあります。
最後に
マズルトレーニングを虐待とする意見があるため、紹介することには悩みましたが、あらゆる方向から検証して、これは虐待でないと私は判断しました。
親犬も子犬にやることでもありますし、甲斐犬を専門に保護されている施設のオーナーも実行しており、身近で信頼できる犬関係のお仕事をされている方も実行しています。何よりも、わが家がこれで、幸せに生活できているわけです。
飼い主の強さを知らず、自分がリーダーであると勘違いして日々緊張感のある生活を強いられる方が、犬にとってはるかに可哀想なことです。また、ずっとやるわけでなく、ほんの数週間で、一生涯の安心感が得られればその方が得策です。
特に、力関係が不安定な場合や、飼い主の指示を無視しがちな犬には効果的です。問題行動のしつけに困っている方、行き詰っている方はぜひ試してみてください!
もちろん、マズルトレーニングだけでなく、指示や叱り方に一貫性を持たせる、飼い主は常に冷静に対応するなど、他の序列を決める要素も守ってくださいね。
犬にとっての家族の序列とは?大切な絆を築くために知っておきたいポイント
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