犬がごはんを食べない…原因と対処法|病気・ストレス・フードの見直しまで徹底解説

「昨日まではちゃんと食べていたのに、急に食べなくなった」「おやつは食べるのに、ドッグフードには見向きもしない」
そんな愛犬の食欲の変化に、心配になる飼い主さんは多いはずです。
犬は言葉で体調不良や不快感を伝えることができないため、食べないという行動が唯一の“サイン”になっていることも少なくありません。本記事では、愛犬の食欲が落ちるときに考えられる代表的な原因と、その見分け方や対処法を、飼い主目線でわかりやすく解説します。
「うちの子、どうして食べないんだろう?」と思ったとき、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
犬がごはんを食べなくなる主な原因
体の不調や病気によるもの
食欲不振の背景に、体の不調が隠れていることはよくあります。
たとえば胃腸のトラブル(胃炎・腸炎・嘔吐・下痢)、口内の痛み(歯周病・歯肉炎・口内炎)、または内臓疾患(腎臓病・肝臓病・膵炎)など、さまざまな疾患が食欲を奪う原因となり得ます。
「ただの気まぐれかな」と思って放っておくと、病気が進行してしまうことも。
次のような症状がある場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう。
- ぐったりして元気がない
- 嘔吐や下痢がある
- 体重が急激に減っている
- 口臭がひどい
- 呼吸が荒い or 体温が高すぎる/低すぎる
これらは、明らかなSOSサインです。
ストレスや環境の変化に敏感
犬は、環境の変化にとても繊細な動物です。引っ越しや模様替え、飼い主の不在時間の増加、新しい家族(赤ちゃんやペット)の登場など、人間にとっては些細なことでも、犬には大きなストレスとなることがあります。
また、雷・花火・工事の音など、突然の音も食欲を奪う要因になります。
さらに、飼い主の気持ちにも敏感で、飼い主が落ち込んでいるときに、犬も不安を感じて食欲をなくすことがあるのです。
犬が安心して過ごせるよう、スキンシップや声かけ、生活のリズムを整えることが大切です。
食事の内容や嗜好の問題
「うちの子、グルメになっちゃったかも…」
そんなふうに感じる飼い主さんもいるかもしれません。
同じフードをずっと食べていると飽きてしまったり、製造ロットの違いで風味が変わったり、保存状態の悪さから酸化して嫌がることもあります。
また一度、美味しいトッピングや手作りごはんの味を覚えてしまうと、「フードだけ」では満足しなくなるということも。加齢により味覚や嗅覚が鈍くなり、「香りが少ないフードに興味を示さなくなる」こともあります。
フードを見直すことも、愛犬の食欲を回復させる第一歩です。
ただし、それがきっかけで犬が勘違いすることもあります。注意点は、こちらのブログをご覧ください。
高齢による変化
シニア期に入った犬は、基礎代謝の低下や消化機能の衰えから、自然と食べる量が減っていくことがあります。また、歯の衰えによって噛みにくくなったり、嗅覚が鈍ってフードの香りを感じにくくなっていたりすることもあります。
このようなときには、
- 消化吸収の良いフード
- 柔らかくて香りの強いフード
- シニア専用の総合栄養食
など、年齢に合わせた食事への切り替えが有効です。
運動不足・気分の落ち込み
意外と見落とされがちなのが、「身体を動かしていないからお腹が空かない」というシンプルな理由。
特に、雨が続いたり、暑さや寒さで散歩の時間が減ったりすると、運動不足で代謝が下がり、食欲も落ちてしまうのです。
また、遊びが足りない、飼い主と過ごす時間が減った、という精神的な刺激の不足も食欲に影響します。散歩コースを変えてみたり、おもちゃで一緒に遊ぶことで、気分が変わって食べるようになることもありますよ。
犬が食べないときの具体的な対処法
● まずは観察!気になる症状があれば病院へ
食べないからといって、すぐにフードを変えるのではなく、まずは愛犬の様子をよく観察することが大切です。目に見える異常(便の状態・嘔吐・体の動き)だけでなく、「いつもと違う」行動がないかを確認しましょう。
● フードの工夫で“食べたい気持ち”を引き出す
- 少し温めて香りを立たせる
- ふりかけやトッピングを加える(鶏肉、さつまいも、チーズなど)
手作りごはんやウェットフードに変えてみる
ただし、トッピングばかりを増やすと逆効果になることも。栄養バランスを崩さずに、少しずつ様子を見ながら調整しましょう。
● 食事環境を見直す
- 食べやすい高さのフードボウル
- 静かで落ち着ける場所
- 清潔な食器
中には、「飼い主がそばにいないと食べない」甘えん坊な子もいます。
一緒に過ごしながら、リラックスして食べられる空間を整えてあげましょう。
● 散歩や遊びで“お腹が空く体”に
身体を動かせば自然とお腹が空くようになります。外に出ることで気分転換にもなり、気持ちがリフレッシュされて食欲が戻ることも多いです。
天気が悪い日は、室内で宝探しゲームをしたり、知育トイを使って頭を使う遊びもおすすめです。
● ストレスケアを日常的に
愛犬が安心できるよう、以下のような工夫をしてみましょう。
- 一日のリズムを一定に保つ
- 声かけ・マッサージで安心感を与える
- リラックス音楽やアロマを活用する(※犬用に安全なものを)
「うちの子、食べなくて…」と焦る気持ちをぐっと抑えて、“まずは心を落ち着かせる”ことが何よりの第一歩です。
まとめ:気づきと寄り添いが、元気への近道
犬の食欲がなくなる理由は、本当にさまざまです。
大切なのは、「食べない」ことをそのまま放置せず、小さな変化にも気づいてあげること。
愛犬の健康と心のバランスを守るために、
- 病気のサインを見逃さない
- 環境や気持ちの変化に寄り添う
- 食事の工夫やスキンシップを増やす
という基本を大切にしていきましょう。そして、「それでもやっぱり気になる」と思ったときは、迷わず動物病院へ。 日々の小さな工夫が、愛犬の“ごはん美味しい!”を取り戻すカギになるかもしれません。
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