【保護犬のお迎え初日レポ】あられとしんのすけの“家族になる日”|準備と現実、そして絆

前回の記事では、犬を迎える日の準備について、チェックリストや心得を交えながらお伝えしました。
しかし、どんなに準備を整えても、実際には“その日”になってみなければ分からないこともたくさんあります。
今回は、わが家の「お迎え初日」についてお話しします。 あられとしんのすけ——ふたりの犬がやってきた日のことは、昨日のことのようです。
■ あられの巻|4時間遅れ、そして“降参ポーズ”から始まった夜
初めての犬。犬嫌いでもそれなりにワクワクしました。緊張も混じりながら、お迎え当日は、ウキウキ気分で朝からジョイフルホンダに生活用品の買い出しに♪
スタッフさんが犬の大きさを訊くので「生後3ヵ月で3kgだそうです」というと、スタッフさんが「え、それは、かなり大きくなりますね」という想定外のコメントが💦
「かなり大きく…?」小型犬じゃなく?犬ってそんなに大きくなるの?とまどいながらも、そのアドバイスに従ってそれなりに大きなケージを選びました。トイレに食器、おもちゃ。どんなもので遊ぶのかしらね…なんて思いながら。
スタッフさんのアドバイスもあり、万一フードを食べなかったときのことを考えて、ペースト状の高栄養食品も用意しました。準備は万端!
夕方5時の到着予定だったあられは、まさかの4時間遅れ。
「事故?」「本当に来るの?」「うちに犬が来るなんて、まさか嘘だった…?」
心配が膨らむなか、夜9時。やっと、栃木からクルマが到着しました。大渋滞のうえに迷ってしまったそうで・・・ お疲れ様、施設の方。
そして、薄い緑色のボロボロのバスタオルにくるんで渡されたその子は、 なんといきなりのヘソ天!
お腹を見せたら降参ポーズという基礎知識はあったので、「えっ?野犬って聞いてたんだけど?」・・・この子は親犬さんから、「いつでも役立つ処世術を教わってきたのだなぁ」と思いました。

犬嫌いだったころの店長、抱き方、不慣れ~~~~
■ 食欲旺盛すぎて…翌朝お腹がゆるゆるに
早速、はじめてのおうちご飯。満を持して用意したペースト状高栄養食品は、まったくの杞憂に終わりました。
出されたものを一気に完食。足りなかったのかと思い、おかわり。またおかわり。施設の方が「野犬だから、食べ物がない苦労をよく知ってるんですよ」と。ぉぉ、苦労してきたんだね。
そして翌朝…お腹をくだしました。「調子に乗ってドカ食いさせてごめん…」と反省したのが、家族としての第一歩。
あられを包んでいた薄い緑色のボロボロのバスタオルは、 施設の方が「これがあると落ち着くから」と置いて行ってくれました。あられにとっては、“安心と過去”が染み込んだタオル。

今もそのタオルを大事に保管しています。
いつかあられが虹の橋に向かう日、そのバスタオルに包んで送り出すことを決めています。

■ しんのすけの巻|ムサい状態でも、違和感ゼロで家に馴染む

しんのすけは、譲渡会を経て、「東村山わん友会」代表がクルマでわが家に連れてきてくれました。
2頭目ともなると心構えも余裕。事前準備もばっちりでしたが… しんのすけは去勢手術後の抜糸前で、お風呂もトリミングもNGのムサ~い状態。
見た目はボサボサだったけれど、一瞬たりとも臆することなく違和感なくうちに馴染んで、その日の夜にはおとーさんが「トライアル終わり、お迎えすると電話して」と一言。
いやいや、さっきの今です。「ちゃんと考えた?」っていわれそうなので「3日後に連絡しよう」と提案。初日にして、しんのすけをキャンセルする気がまったくしなかったのでした。
この動画は、サッシを乗り越えられない、来たばかりのしんのすけ。あられが心配そうに面倒を見ようとしていますね。今は軽~く乗り越えています!
■ あられ vs しんのすけ|激しい初日の「権力バトル」
心配だったのは、先住犬あられとの相性だけ。
結果は…
ガチ取っ組み合いスタート!
しんのすけが飽きることなく挑んでいく。飼い主は、あられがいつ本気になるかヒヤヒヤしながら監視していましたが、激しく組み合っていると見えても、あられは余裕の組み伏せ方。
しんのすけが咬めばあられも必ず反撃しますが、しんのすけを傷つけるような反撃ではなく。親犬が子犬に遊び方を教えるような感じでしょうか。首の後ろを抑えたりと。
しんちゃんは、そんなあられの手加減にも気づかず、一方的に挑戦する形の権力争いは2週間くらい続きました。多頭飼いの情報を色々仕入れていた飼い主は、最悪の流血や殺傷を念頭に、飼い主がいないときは別々のケージに入れていましたが、
基本的には、人間が入り込みすぎずに見守って正解だったかもしれません。
何かを教えようと気を使いながら接触するあられ
■ 準備していたけど、“正解”は犬たちが教えてくれた
前回ブログで紹介したように、 ケージやごはん、おもちゃやトイレ——準備はもちろん大切です。情報収集で知識的な武装も。実際に迎えてみると、なかなか意外なリアクションをしてきます。それが、犬と暮らす醍醐味でもあります。
そういえば、友人の家にチワワが来て間もないころ、「トイレを分かっているのに、私と目が合うと、その瞬間にその場におしっこするのよ」と言っていました。
迎えたその日から犬は「人間としての器」を試してきます。思いどおりにいかないことを、この新しい家族はどう受け止めるか。困ったときに、家族はどう対応するのか。
それがきっと「身内になる」ということなんだと思います。
家族として早く形を作るために、犬を迎える皆さんは、是非、犬のしつけや栄養についての知識を入れてください!
そのために、あらしん堂はブログを提供しています!

🐾“迎えたあと”こそサポートしたい
あられのドカ食い事件から学んだこと。
しんのすけのモサモサ期に笑ったこと。
迎えたあとも、たくさんの「試行錯誤」が待っています。せめておやつは、無添加おやつや安全ケア用品で安心してください。お迎えする日の準備に入れてほしいケア商品もあります。
あなたの“お買い物”が、誰かの“いのち”を救う。

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